トイレを和式から洋式にするリフォーム費用とは?メリットや工事方法も解説
最終更新日:2025年10月10日

地域や住んでいる住宅の築年数が古いケースでは、現在でも和式トイレを使用しているご家庭も多いです。最近は、トイレを和式から洋式にリフォームをするのが主流になっています。
和式から洋式にリフォームする理由には、和式トイレは不衛生な部分や使うときの姿勢がつらいなどがあるでしょう。しかし、リフォームの費用や洋式トイレの選び方など分からないため、すぐに業者に依頼するのも不安です。本記事では、トイレを和式から洋式にリフォームするメリットや費用相場、工事方法についても詳しく解説していきます。
監修者:
2級建築施工管理技士
山﨑 南- 現在、国内で新しく出荷されている便器のほとんどは洋式タイプです。公共施設や学校などの洋式化率も年々高まっており、和式便器の新設はほとんど見られません。つまり「洋式が使いやすい」というのは、統計や利用者の声からも裏付けられている流れです。住宅リフォームにおいても、洋式への交換が一般的であり、多くのご家庭で選ばれるようになっています。
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- 補助金を使ってリフォームしたい
トイレを和式から洋式にリフォームするメリット

トイレを和式から洋式にリフォームするのは、メリットがあるからです。メリットは以下の内容になります。
足腰の負担が軽減され使用が楽になる
和式トイレを使用するときの足腰への負担が、洋式トイレにリフォームすることで軽減されます。洋式トイレを使用するときは、便器に座るため楽な姿勢を保つことができます。そのため、高齢の人などがいるご家庭には、洋式トイレにリフォームするのがおすすめです。
節水効果で水道代が安くなる
トイレを和式から洋式にリフォームするメリットとして、節水効果が期待できます。和式トイレの1回で使用する水量は、通常約20L必要になりますが、洋式トイレは5L以下の水量しか使用しません。最近は、更に節水できる洋式トイレに進化してきていますので、毎月の水道代も安くなることが期待できるでしょう。
トイレ空間が衛生的になり清潔感がUPする
洋式トイレの形状はシンプルなものが多く、和式トイレよりも汚れが蓄積しにくいです。そのため、トイレ空間が衛生状態を維持でき清潔感もUPするでしょう。また、最新の洋式トイレは、防臭機能でにおいを軽減したり、自動洗浄機能で便器内部を洗浄してくれます。
監修者:
2級建築施工管理技士
山﨑 南- 和式トイレから洋式トイレへリフォームする大きな利点は「日常生活のしやすさ」です。特に高齢の方や足腰に不安のある方にとって、立ち座りの動作が少ない洋式は身体への負担を大きく減らします。最新の洋式トイレは1回あたり4.8Lや3.8Lといった超節水型も多く、従来の和式(約20L)と比べ節水効果が大きいです。
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トイレを和式から洋式にリフォームする費用相場

それではトイレを和式から洋式にリフォームする際の費用相場について解説していきます。洋式トイレは便器とタンクの組み合わせによって費用が異なることが一般的です。
和式から洋式にリフォームする費用相場
トイレを和式から洋式にリフォームする費用は、新しく交換する洋式トイレのタイプにより変化します。洋式トイレとリフォーム費用を合わせて、費用相場は「30〜160万円」です。リフォーム費用の種類別費用は以下になります。
リフォームの種類 | リフォーム費用 |
---|---|
洋式トイレの交換工事のみ | 3〜5万円 |
水洗和式トイレから洋式トイレ(トイレとリフォーム工事込み) | 30〜40万円 |
汲み取り式和式トイレから水洗洋式トイレ(トイレとリフォーム工事込み) | 90〜160万円 |
※上記費用は目安になり、交換する洋式トイレのグレードや工事内容によって大きく変動します。
監修者:
2級建築施工管理技士
山﨑 南- トイレの交換費用は、現在のトイレの状態に加えて、設備の状態も大きく関係してきます。例えば汲み取り式から水洗式へ変更する場合には、給排水設備の新設や浄化槽の設置工事が必要になるため、100万円を超えるケースも少なくありません。相場表は「最低限の工事」を前提とした目安であり、具体的な費用は現地調査の見積もり確認が重要です。
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和式からリフォームする洋式トイレの種類と種類別参考価格

洋式トイレには3種類のタイプがあります。それぞれの特徴や参考価格を理解して選定しましょう。
組み合わせトイレ
組み合わせトイレの特徴は、便器・便座・タンクが組み合わせて構成していることです。他2つの洋式トイレタイプよりも価格帯が安いです。
一体型トイレ
一体型トイレの特徴は、便器・便座・タンクが一体になっていて、掃除がしやすいことです。価格帯はタンクレストイレより安く、組み合わせトイレより少し高いです。
タンクレストイレ
タンクレストイレの特徴は、水道から直接水を流すタイプなため、水を溜めるタンクがないことです。省スペースで機能も多いが価格帯は高めです。
監修者:
2級建築施工管理技士
山﨑 南- トイレを選ぶときは、本体のタイプだけでなく周辺環境との相性も重要です。たとえば、タンクレストイレはデザイン性が高く省スペースで人気ですが、タンクに手洗い器がないため、近くに別途手洗い場が必要になります。もし洗面所が遠い場合、かえって不便になることもあるでしょう。停電時に水が流せない/水圧条件で設置できない機種もあるため、生活動線や住宅条件を考慮した選定が大切です。
洋式トイレのタイプ | おすすめ商品の参考価格(リフォーム工事込み) |
---|---|
組み合わせトイレ | ピュアレストQR 68,415円~ |
一体型トイレ | アメージュシャワートイレ 71,400円~ |
タンクレストイレ | ネオレストRS 231,068円~ |
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和式から洋式にリフォームで後悔しない費用ポイント

和式から洋式にリフォームで後悔しないためには、次のようなポイントが挙げられます。
- 洋式トイレの機能を少なくする
- 多くの業者に相見積書を依頼し比較する
- 補助金や助成金を活用する
詳しく内容を確認していきましょう。
洋式トイレの機能を最小限にする
最新の洋式トイレは、多くの機能が搭載されていている製品もあり、多機能な洋式トイレを選ぶと多くの費用が必要になります。必要としている機能を考えて最小限の機能を選ぶようにしましょう。
多くの業者に相見積書を依頼し比較する
トイレを和式から洋式にリフォームすることを決断したら、できるだけ多くの業者に相見積書を依頼しましょう。複数の相見積書を比較することで要望・予算に合う業者を選定できます。
複数の相見積書を比較して、要望や予算に合うリフォーム業者を選定できますし、さらに希望としている料金について交渉することもできます。
補助金や助成金を活用する
和式から洋式にリフォームする際には、補助金や助成金を活用しましょう。活用できる補助金や助成金は以下になります。
- 介護保険
- 各市町村の補助金制度
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
内容について詳しく解説します。
介護保険の住宅改修では、自宅に要介護・要支援の認定を受けた人がいる場合、バリアフリーリフォームした費用の一部を助成してくれます。通年申請することが可能で、助成金額は工事費の90%(上限18万円)です。
監修者:
2級建築施工管理技士
山﨑 南- 市町村の補助金は募集期間・予算枠が決まっていることが多く、年度途中で締め切られる場合があるため、事前に自治体へ確認するのがおすすめです。相見積もりは3社程度が現実的で、工事内容・保証・アフターサービスも含めて判断しましょう。
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和式からリフォームする洋式トイレの選び方や種類別メリット・デメリット

洋式トイレのタイプで選ぶ
和式から洋式にトイレをリフォームする際には、新設する洋式トイレのタイプを選びましょう。3タイプのメリット・デメリット・価格の違いを把握しておくと選びやすいです。
洋式トイレのタイプ | メリット | デメリット | 価格帯 |
---|---|---|---|
組み合わせトイレ | ・修理やメンテナンスが簡単 | ・掃除がしにくい | ・他2つのタイプよりも安い |
一体型トイレ | ・掃除がしやすい | ・修理や交換費用が高い | ・組み合わせトイレよりも高い |
タンクレストイレ | ・タンクがないためシンプル | 他タイプよりも水圧が弱い | ・他2つのタイプよりも高い |
使いたい機能で選ぶ
トイレには除菌機能、ウォッシュレット、節水、暖房便座、自動洗浄、脱臭など様々な機能があります。必要な機能だけを選ぶことで、初期費用も維持費も抑えられるでしょう。
監修者:
2級建築施工管理技士
山﨑 南- トイレ選びで見落とされがちなのが「維持コスト」です。多機能モデルは本体価格が高いだけでなく、故障時の修理代が数万円かかるケースもあります。必要な機能に絞ることで、初期費用だけでなく長期的な維持費も抑えやすいという点を意識してください。
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和式から洋式にリフォームする際の施工までに必要な日数と流れ

トイレを和式から洋式にリフォームし設置までの日数や工程について解説していきます。依頼先はリフォーム会社・ハウスメーカー・ホームセンター・工務店などが一般的です。
施工までに必要な日数
トイレを和式から洋式にリフォームする日数は、業者に依頼する場合は2〜3日で設置できます。具体的な設置日程は工事スケジュールや作業内容によって変わるため、事前確認が必要です。
トイレのリフォーム工事流れ
- 工事中に汚れないように周囲を養生
- 既存トイレを撤去
- 配管・電気工事を実施
- 土台を作り床材や壁紙を貼る
- 洋式トイレを設置・動作確認
監修者:
2級建築施工管理技士
山﨑 南- 工事中は必ず「トイレが使えない時間帯」が発生します。そのため、仮設トイレを設置するのか、家の別のトイレを利用できるのかを事前に確認しておくことが非常に重要です。特にトイレが1つしかないご家庭では、工事中の生活に直結するため、スケジュールや使用環境について業者としっかり打ち合わせておきましょう。こうした準備をしておくことで、不便やトラブルを最小限に抑えることができます。
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まとめ
和式から洋式にトイレをリフォームするには、選ぶ洋式トイレのタイプや必要な機能を選択する必要性があります。ポイントは、必要なリフォーム予算と近い相見積書を提案してきた業者を検討することです。ただ安いだけでなく、要望しているリフォーム工事をしてくれる信頼できる業者を選ぶことが重要です。
洋式トイレは、和式トイレよりも節水や使用するときの姿勢も楽になりますし、トイレ空間の清潔感も向上するためおすすめです。
監修者:
2級建築施工管理技士
山﨑 南- トイレは毎日使う場所だからこそ、快適さや清潔さが暮らしの満足度を大きく左右します。和式から洋式へのリフォームは、身体の負担を軽減し、節水効果で家計にも優しく、清潔感のある空間を実現できる大きなチャンスです。今の住まいをより快適にする第一歩として、トイレリフォームを検討してみてください。
山﨑 南
YAMAZAKI 代表
・2級建築施工管理技士
・一部上場ゼネコンでの現場監督経験
・不動産デベロッパーでの品質管理業務- 2018年に大学卒業、その後一部上場ゼネコンにて現場監督として勤務。
その後、不動産デベロッパーにて品質管理(主に楽器演奏が可能な防音賃貸マンションの新築)を担当。
現在は独立し、行政などと連携しながら空き家問題関連のコンサルティング業務を行う。
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