浴室換気扇交換の費用相場とは?種類や選び方をわかりやすく解説


浴室換気扇は、浴室内の湿気を外に出してくれるため、カビの発生を防いで、悪臭を抑える効果が期待できます。浴室換気扇の耐用年数は商品にもよりますが、8〜15年です。

長年使用し劣化し換気能力が低下すると、異音や異臭がしてきたり電源をいれても動かないなど故障の症状が見られるでしょう。このタイミングで浴室換気扇を早めに交換するべきです。

しかし、費用の相場や新しく交換するにもさまざまな種類があるため、自宅の浴室に合う換気扇をどのような基準で選べばよいのか悩むでしょう。

そこで本記事では、浴室換気扇交換の費用相場や種類について詳しく解説していきます。

監修者 山崎 南監修者:
山崎 南
2級建築施工管理技士
浴室換気扇は、カビや腐食といった建物劣化の原因となる湿気を効率よく排出する重要な設備の一つです。この記事では浴室換気扇交換の費用相場や種類について丁寧に解説されていますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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浴室換気扇交換の費用相場


それでは浴室換気扇交換の費用相場について解説していきます。浴室換気扇の種類にもよりますが、施工のみに必要な交換費用の相場は約8,000〜20,000円です。

交換費用の注意点として、取り外しや取り付けだけでなく、出張費や配線工事など別途費用が必要になるケースもありますので、必ず見積もりを取りましょう。もし交換費用が高額で納得できないようなら、他の業者に相見積もりを取り依頼する前に確認する事が大事です。

監修者 山崎 南監修者:
山崎 南
2級建築施工管理技士
必ず現地調査をしてもらってから見積もりを複数社から取得することが、適正価格での施工につながります。また、価格だけでなく、作業実績や施工保証の有無も選定基準に含めると安心です。
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浴室換気扇の種類と種類別参考価格


浴室換気扇には種類がありますので、新しくする場合には交換費用とは別に本体費用も必要です。浴室換気扇の種類は以下のとおりです。

浴室換気扇の種類
  • プロペラタイプ(直接排出式)
  • シロッコタイプ(ダクト排出式)
  • 浴室暖房乾燥機

それぞれの特徴について、このあと詳しく解説していきます。

プロペラタイプ(直接排出式)

プロペラタイプの浴室換気扇は、見た目が扇風機のプロペラに似ている形状をしています。屋外に直接湿気を換気できるように、屋外に面している浴室内の壁に設置されている場合が多いです。

シロッコタイプ(ダクト排出式)

シロッコタイプの浴室換気扇の特徴は、取り付け場所が浴室の天井になり、専用ダクトで排気することです。プロペラタイプと違い、屋外の風から影響を受けないので、安定した風量になります。

浴室暖房乾燥機

浴室暖房乾燥機の特徴は、乾燥機能や暖房機能があることです。他にも商品によってはミストによる加湿や、タイマーなどの機能が備えられています。

本体の価格や交換工事の費用が、プロペラやシロッコタイプより割高になります。浴室換気扇の種類ごとの本体価格と交換費用をわかりやすく表にしたのが以下になります。


浴室換気扇の種類 本体価格 交換費用
プロペラタイプ 約7,000~12,000円 約8,000~12,000円
シロッコタイプ 約20,000~40,000円 約15,000~20,000円
浴室暖房乾燥機 約30,000~150,000円 約15,000~20,000円

上記の表から、費用面については、プロペラタイプの本体価格や交換費用が抑えられていることが確認できるでしょう。

監修者 山崎 南監修者:
山崎 南
2級建築施工管理技士
表にある価格帯は一般的な目安ですが、施工条件や既存設備の状況によって追加費用が発生するケースもあります。本体の性能と設置環境の相性を見極めたうえで、費用対効果を判断することが大切です。
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浴室換気扇交換のリフォームで後悔しない費用ポイント


浴室換気扇交換のリフォーム費用で後悔しないためには、次のようなポイントがあります。

浴室換気扇は自分で用意し交換工事のみ依頼

リフォーム会社では、浴室換気扇を販売している業者もあるため、購入したときに同時に交換工事を依頼する場合が多いでしょう。ただ、現在はさまざまな店舗やネットで購入することもできるため、複数から見積もりを取り一番お得なところから購入してください。

もちろん、交換工事の業者も複数に交換費用の見積もりを依頼することが重要です。

監修者 山崎 南監修者:
山崎 南
2級建築施工管理技士
自分で換気扇を購入する際は既存品と同じサイズや仕様かどうかを確認することが重要です。対応していない製品を購入してしまうと追加費用が発生する場合や、設置ができないケースも考えられます。しっかりと調査を行ってから購入されることをおすすめします。

型落ちの浴室換気扇を購入

浴室換気扇のリフォームで後悔しないためにも、最新式でなく型落ちの換気扇を購入しましょう。理由は、最新式よりも本体代金が安いためです。

なかには、性能の違いがあまりないケースもあるため、最新式と型落ちを比較することが重要です。

監修者 山崎 南監修者:
山崎 南
2級建築施工管理技士
型落ち製品の選定はコストパフォーマンスに優れますが、保証期間やアフターサービスの有無、製造終了品でないかどうかも確認しましょう。製品の流通が終了していると、数年後に故障した際に部品交換ができないリスクもあります。

リフォーム補助金を活用

浴室換気扇をリフォームするときは、国や自治体が提供している補助金を忘れずに申請しましょう。補助金の内容はさまざまですが、リフォームに必要な費用に対して補助金を支給してくれます。

補助金をもらうための条件をクリアする必要がありますが、リフォーム会社に相談すると、該当するリフォーム補助金について教えてくれます

監修者 山崎 南監修者:
山崎 南
2級建築施工管理技士
対象工事の条件や申請時期が地域によって異なるため、事前に自治体の窓口や信頼できる施工業者に確認することをおすすめします。申請に時間のかかる場合もあるので、余裕のあるスケジュールで情報収集や手続きを進めるようにしましょう。
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浴室換気扇の選び方や種類別メリット・デメリット


浴室換気扇を新しく交換するときには確認しておきたいポイントがあります。他にも浴室換気扇の種類によってメリットやデメリットに違いがあるため、購入する前に確認しておきましょう。

浴室換気扇の選び方で確認するポイントは以下になります。

浴室換気扇の選び方で確認するポイント
  • サイズ
  • 消費電力
  • 作動音

ここからは内容について詳しく解説しますので、購入するときの参考にしてみてください。

サイズ

浴室換気扇を新しくするときは、古い換気扇と同じサイズなのかを確認することが重要です。理由は、サイズが違うと取り付けができないため、交換できないからです。

必ず調べなければいけないサイズの数値は以下の2つになります。

必ず調べなければいけないサイズの数値
  • 埋込寸法(開口寸法)
  • 接続ダクト径

埋込寸法とは換気扇の大きさのことです。

監修者 山崎 南監修者:
山崎 南
2級建築施工管理技士
埋込寸法(開口寸法)とは、換気扇を設置するための開口寸法のことです。

調べる理由は、天井や壁に換気扇が合う穴が開いていなければ、新しい浴室換気扇に交換できないからです。接続ダクト径とは、換気ダクトの直径のことで、シロッコタイプの交換に必要な数値になります。

必ず調べないといけない理由は、サイズが違うと新しい浴室換気扇が接続できないからです。

消費電力

古い換気扇よりも新しい換気扇で使用する消費電力は、過去の商品よりも半分以下に抑えられていることが多いです。理由は、技術が進歩したからなのですが、新しい浴室換気扇に交換することで、年間電気代も削減されることが期待できるでしょう。

作動音

新しい浴室換気扇を選ぶ際には、作動音がどのくらいなのか確認しましょう。普通に新しい換気扇を選べば、古い換気扇よりも作動音は静かになると考えられます。

理由は、モーターが古い換気扇よりも作動中に騒音が抑えられるように作られたためです。

浴室換気扇の種類別メリット・デメリット

浴室換気扇の種類により特徴にも違いがあります。種類別のメリットやデメリットは以下の表になります。

浴室換気扇の種類 メリット デメリット
プロペラタイプ ・風量が大きい
・本体や交換費用が安い
・自分で交換できる
・動作音がうるさい
・外の風から影響を受けるため汚れやすい
シロッコタイプ ・風量が安定
・動作音が比較的静か
・交換工事は業者が必要
浴室暖房乾燥機 ・乾燥や加湿など機能が多い ・本体や交換費用が高い
・交換工事は業者が必要
監修者 山崎 南監修者:
山崎 南
2級建築施工管理技士
例えばプロペラタイプはシンプルな構造で風量も強く、購入しやすい価格であることからよく採用されていますが、外気に直接排気する為、寒冷地や風の強い地域などでは不向きな場合もあります。費用面や使い勝手はもちろん大切な部分ですが、住宅の立地や間取り等との整合性を踏まえた設計的な視点での選定が重要です。
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浴室換気扇交換の施工までの主な日数と流れ


浴室換気扇交換までの日数や工程について解説していきます。浴室換気扇の交換は主にリフォーム会社やハウスメーカー、ホームセンター、電気店などに依頼することが一般的です。

浴室換気扇の交換までの主な日数

浴室換気扇の本体が用意されていれば、業者に依頼すると交換以外の設置工事の内容によりますが、通常1日以内で設置できることがほとんどです。ただし、具体的な設置日程は業者の現状抱えている案件によりますので、スケジュールや作業内容によって違いがあります。

浴室換気扇の交換までの流れ

プロペラタイプの浴室換気扇は、最初に電源コードを抜き古い換気扇を取り外します。次に新しい換気扇を取り付け、電源コードを取り付けて動作確認して終了です。

電気の配線工事などは必要なく、自分で交換できるため業者に頼む必要はありません

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山崎 南
2級建築施工管理技士
コンセントが無いタイプの場合は、専門の業者へ依頼を行うようにしましょう。

対照的にシロッコタイプは、電気の配線工事が必要になるため業者に依頼する必要があります。

浴室換気扇の交換は以下のとおりです。

浴室換気扇の交換の流れ(シロッコタイプなどの専門工事が必要な場合)
  1. 古い浴室換気扇の状態を確認し、電源を遮断したのち既存の配線を解放
  2. 新しい換気扇を取り付ける位置や電源の配線周りを確認
  3. 取付金具を使用して換気扇を固定
  4. 配線を接続して、電源をつなぎます
  5. 電源を入れて動作確認をして風量や動作音を確認

新しい浴室換気扇の動作確認が正常なら、依頼者に確認してもらい、大丈夫なら交換工事は完了です。

監修者 山崎 南監修者:
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工事日程は業者の繁忙期と重なると希望日に対応してもらえないこともあるため、日程には余裕を持って相談することをおすすめします。
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まとめ

浴室換気扇はタイプにより本体費用や交換費用に違いがあります。そのため、自宅の浴槽に合うサイズや作動音、消費電力を確認して選ぶことが重要です。

リフォームで後悔しないためにも換気扇本体は安く購入し、交換工事のみ業者に依頼するのが費用を抑えるポイントです。浴槽内の異音や異臭を早く無くすためにも、複数の業者に交換工事の見積もりを依頼しましょう。

監修者 山崎 南監修者:
山崎 南
2級建築施工管理技士
浴室換気扇は単なる「空気を逃がす装置」ではなく、住宅全体の快適性を左右する重要な設備です。特に湿度は、温度と並んで「体感温度」や「不快指数」に大きな影響を与える要素です。たとえば、気温が高くなくても湿度が高いと蒸し暑く感じ、逆に湿度が低いと涼しく感じます。換気が適切に行われていない浴室では、湿度がこもり、入浴後の不快感やカビの発生を招く恐れがあります。 だからこそ、浴室換気扇は定期的に状態を確認し、必要に応じて適切なものに交換することが大切です。 ぜひこの記事を参考に、ご自宅に合った換気扇を選んで、毎日をより快適にお過ごしください。
 
   
山崎 南YAMAZAKI 代表
山崎 南
2級建築施工管理技士

   
   
2018年に大学卒業、その後一部上場ゼネコンにて現場監督として勤務。その後、不動産デベロッパーにて品質管理(主に楽器演奏が可能な防音賃貸マンションの新築)を担当。現在は独立し、行政などと連携しながら空き家問題関連のコンサルティング業務を行う。
 

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