お風呂のリフォーム費用の相場とは?種類や選び方をわかりやすく解説

お風呂リフォーム、自宅に合う選び方

お風呂は毎日の生活や仕事の疲れを癒し、多くの人がリラックスできる空間です。また、お風呂は水を利用するため、経年劣化しやすい場所です。そのため、長年利用してきたお風呂ならリフォームするタイミングを考える必要性があるでしょう。

経験者リフォーム
経験者
0さん
断熱性の高い浴槽と浴室暖房を入れてもらったんですが、それがすごく効いてて、今は寒さを感じることがほとんどなくなりました。初めてリフォーム後に入ったとき、お湯が全然冷めなくて体が芯からあったまって、「これがホントの癒やし!」と改めて実感しました。

あと、壁や床が防カビ・防汚の仕様になってるみたいで、掃除がめちゃくちゃラクになったのも助かってます。前は結構がっつり掃除しないと気が済まなかったんですが、今はサッと拭くだけで大丈夫で、だいぶ気がラクです。

工事中も、職人さんが毎日「今日はここまで進みましたよ」って説明してくれて、それも安心材料になりました。仕上がりも思った以上におしゃれで、ちょっとホテルっぽい雰囲気もあって、家族にも好評です!

ただ、お風呂のリフォームが初めてなら、どのようなリフォームが自宅に適しているのかを理解しないといけません。そこで、本記事では、お風呂のリフォームの種類や費用の相場、自宅に最適なリフォームの選び方について詳しく解説していきます。

お風呂のリフォーム費用の相場

それではお風呂のリフォーム費用の相場について解説していきます。

お風呂のリフォームの相場表

お風呂の依頼するリフォームの種類や交換する浴槽にもよりますが、古いシステムバスから新しいシステムバスの交換になると、商品代と商品取付費に付帯工事費として約35万円以上必要なことが多いです。

また在来工法からユニットバスにリフォームする場合には商品代と商品取付費に付帯工事費として約50万円以上必要です。お風呂のリフォーム費用の注意点として、取り外しや取り付けだけでなく、出張費など別途費用が必要になるケースもありますので、必ず見積もりを取りましょう。

もしリフォーム費用が高額で納得できないようなら、他の業者に相見積もりを取り納得できる費用でリフォームを引き受けてくれる業者に依頼することが大事です。

林 由紀子監修者:
一級建築士
林 由紀子
リフォームの見積もりを取る際は、「標準工事費」に含まれる内容と含まれない内容をしっかり確認することをおすすめします。特に給排水管の交換や断熱工事などは追加費用になることが多いので、後から「聞いていない」とならないよう、事前に詳細な見積もり内容の説明を求めましょう。それが、安心してリフォームを進めるための第一歩です。

お風呂の種類別リフォームと参考価格

お風呂のリフォームは現状の浴槽や新しい浴槽により工事にも種類があり、価格にも違いがあります。

お風呂のリフォーム別種類

お風呂のリフォームには以下の種類があります。

トイレのバリアフリーリフォーム例
  • 在来工法からユニットバス
  • 在来工法からハーフユニットバス
  • 在来工法から在来工法
  • ユニットバスからユニットバス
イラストでわかるお風呂タイプ早わかり表

リフォームの特徴や費用を詳しく確認していきましょう。

在来工法からユニットバス

在来工法から新しくユニットバスにリフォームする場合は、最初にコンクリートの基礎部分を解体する必要があります。そのため、ユニットバスからのリフォームよりも費用が高くなりやすいです。また、費用はユニットバスの大きさや素材、グレードにより変動することも覚えておきましょう。

在来工法からハーフユニットバス

在来工法からハーフユニットバスにリフォームする際に、費用を安く抑えたいときは、素材のグレードを落としましょう。

理由は、リフォーム工事の費用に幅がでやすく、グレードや本体の素材、追加工事の有無により変動するためです。

在来工法から在来工法

在来工法から在来工法へのリフォームは、リフォーム内容により変動します。例えば、浴槽のみの交換や壁材リフォームなど、小規模リフォームなら費用も安くすみます。

在来工法から新しくリフォームする場合には、費用は高くなりますが反面自由度の高い浴室空間を手に入れることが可能です。

ユニットバスからユニットバス

古いユニットバスを新しいユニットバスに交換するリフォームは、工事の日数は短くなります。価格は、ユニットバス本体の素材やグレード、オプションの有無により変動します。

ユニットバスのグレードの費用相場は以下のとおりです。

ユニットバス・グレード 費用相場
グレードが低い 50万円~75万円
標準 60万円~100万円
グレードが高い 85万円~200万円超

お風呂のリフォームの種類ごとの参考価格について、わかりやすく表にしたのが以下になります。

種類ごとの参考価格表
お風呂のリフォーム内容 参考価格
在来浴室からユニットバス 70~150万円
在来浴室からハーフユニットバス 50~200万円
在来浴室から在来浴室 50~200万円
ユニットバスからユニットバス 50~150万円
林 由紀子監修者:
一級建築士
林 由紀子
お風呂のリフォームでは、工法ごとの特徴を知ることが大切です。在来工法からユニットバスへの変更時は配管位置の確認と断熱性能の高いものを選ぶと快適性が向上します。ハーフユニットバスなら照明や換気扇の自由度が高く、接合部の防水処理が重要です。在来工法では大判タイルで掃除が楽になり、造作の自由度も魅力ですが確実な防水施工が必須。ユニットバス交換時は、わずか10cm程度の拡張でも体感的な広さが変わり、最新モデルは節水・保温性能も優れているため、長期的なコスト削減にもつながります。
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お風呂のリフォームで後悔しない費用ポイント

後悔しないポイント

お風呂のリフォーム費用で後悔しないための、ポイントは以下の3つです。ポイントの内容を確認し、費用で後悔しないようにしましょう。

  1. 複数業者に相見積もりを取る
  2. ショールームで実物を見て確認する
  3. 補助金制度を活用する

複数業者に相見積もりを取る

お風呂をリフォームすることが決まったら、複数の業者から相見積もりを取り、費用がどのくらい必要になるのか確認しましょう。

ただ、注意点は、お風呂のリフォームの工事費用が安いからと安易に契約することです。

相見積もりの注意点

業者と契約する前には、最低でも以下のことを確認してください。

相見積もり時のポイント
  • 信頼できるか?
  • お風呂リフォームの実績はあるか?
  • 見積もり金額やリフォームの工事内容が適切か?
  • 工事完了後のアフターフォローはあるのか?

リフォーム工事は、追加工事や予期しないトラブルが起きやすいので、アフターフォローの内容は契約前に確認する必要があります。

経験者リフォーム
経験者
Wさん
これからお風呂のリフォームを検討されている方には、まず事前の情報収集と実物確認をしっかり行うことを強くおすすめします。カタログやネットの写真だけでは質感や色合いが実際と違って見えることがあります。可能であればショールームで実際のパネルや浴槽を見て、照明の当たり方による印象の違いも確認しておくと安心です。

ショールームで実物を見て確認する

リフォーム工事の契約前に、交換したい浴槽などをショールームに訪問して実物を見て確認することも重要です。

カタログだけでなく、素材の質感やサイズ感、本体に付属している機能を確認することで、リフォームした後のイメージを創造できます。

また、事前に必要ない機能を知ることができれば、ユニットバスなどの商品価格を抑えることが可能です。

林 由紀子監修者:
一級建築士
林 由紀子
ショールームでは、ぜひ実際に浴槽に入ってみて、ご家族の身長や体型に合うか確かめてみてください。浴槽の深さや長さ、手すりの位置などは、カタログだけではわからない「使いやすさ」に直結します。お子さまの成長や、ご自身が年齢を重ねたときのことも想像しながら選ぶことで、長く心地よく使えるお風呂づくりにつながります。

補助金制度を活用する

お風呂のリフォーム工事の費用を用意するのが難しいときには、活用できる補助金制度がないのか調べましょう。

住んでいる自治体により、お風呂などの水まわりに関するリフォーム工事に対して、費用の5%〜30%程度の補助金や助成金を支給してくれることがあります。

他にも、介護保険によるバリアフリー化のリフォーム工事や、長期優良住宅化リフォーム推進事業による補助金などがあります。

経験者リフォーム
経験者
Aさん
後々浴室乾燥もやっておけば良かったと後悔し、もし一緒にやっていたらお値段が安くなったみたいでかなり後悔しました。浴室乾燥を検討している方はついでに一緒にお願いした方が交渉でお安くなったりもするみたいです。

お風呂の選び方や種類別メリット・デメリット

お風呂をリフォームするときには、交換するお風呂の浴槽を決める必要があります。ここからは、お風呂の種類やメリット・デメリット、選び方を解説します。

お風呂の種類とメリット・デメリット

お風呂タイプ早わかり表

お風呂には、在来工法やユニットバス、ハーフユニットバスの3種類があります。

在来工法とは、浴室の大きさに合わせて施工するオーダーメイドのお風呂のことです。
メリットは、ユニットバスと違い1から作りますので、木材や好みの素材を使用したりなど、こだわりがあるお風呂を手に入れることができます。
デメリットは、ユニットバスよりも工事の期間が長く、リフォーム費用が高くなりやすいことです。

ユニットバスとは、浴槽や壁などの規格化されているパーツを組み合わせたお風呂のことです。
メリットは、工事期間が在来工法よりも短く、リフォーム費用も比較的安く抑えることができます。
デメリットは、浴室のサイズが合わないことがある点です。

ハーフユニットバスとは、浴槽から天井までを在来工法にして、浴槽から床までをユニットバスにするお風呂のことです。
メリットは、在来工法よりもリフォーム費用を安く抑えられます。
デメリットは、サイズが合わないケースや、在来工法部分のリフォーム工事の内容によっては、費用が割高になることです。

お風呂の選び方

サイズを確認しておこう

お風呂のリフォーム内容によりますが、現在のお風呂のサイズを確認しておくことが重要です。新しく交換予定のユニットバスのサイズが合わずに、設置できないケースがあるからです。他にもユニットバスの機能をショールームで、実際に試してみるのも選ぶ際の参考になります。

林 由紀子監修者:
一級建築士
林 由紀子
小さなお子さまやご高齢の方がいるご家庭では、段差を減らし、滑りにくい床材を選ぶことで、より安心して使える空間になります。また、カビやにおい対策には換気性能も大切です。浴室暖房乾燥機の設置を検討してみると、より快適に過ごせます。

浴槽の色選びも、浴室の雰囲気に大きく影響します。汚れが目立ちにくく、清掃もラクなベージュやグレーの中間色は特におすすめです。明るい色で空間を広く見せたい場合は、白や淡いブルーがぴったり。濃い色は、少し空間が狭く感じることもありますが、その分落ち着いた高級感を演出してくれます。色選びは見た目と実用性のバランスが大切です。
経験者リフォーム
経験者
Rさん
お風呂場の床をタイルからザラザラとしたパネルに変更し、滑らないようになり子供にとっても安全で、歳を取っても転倒防止にもなりやってとても良かったです。ツルツルのタイルより清潔感も出たと思います。
経験者リフォーム
経験者
Iさん
毎日きちんと掃除するのが苦手だったので、あえて鏡をつけない選択をしました。旦那も浴室でヒゲを剃ったりしないし、ウロコみたいになると一気に浴室が汚らしくなるかなと思ったのですが、実際なくても特に問題なく生活できています。最初にリフォーム会社の方に伝えたときも、最近は汚れを気にされて鏡をつけない家庭が多いと言われたので、浴室でヒゲを剃ったり何か作業される方以外は鏡はなくても問題ないと思います。
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お風呂のリフォームの主な日数

お風呂のリフォームに必要な日数は、リフォームの種類により違いがあります。通常ユニットバスからユニットバスへのリフォーム工事なら2日〜6日、在来工法から在来工法やユニットバスへのリフォーム工事は4日〜8日は必要です。ただし、具体的なお風呂のリフォーム工事の日数は、現場での作業内容や業者の現状抱えている案件により違いがあります。

お風呂のリフォーム工事の流れ

お風呂のリフォーム工事内容により、工事の流れにも違いがあります。以下では、在来工法からユニットバスへのリフォーム工事の流れを解説します。

お風呂リフォームの流れ
  1. 養生:浴槽やリフォームに必要な材料で、壁や床などを傷つけないようにする
  2. 解体・撤去:現在の浴槽を撤去や浴室の壁や床を解体する
  3. 給排水工事:新しく必要になる給排水管や電気工事をする
  4. 解体・撤去:ユニットバスを設置するための土間をコンクリートでつくる
  5. 搬入組立て:新しいユニットバスを搬入して組み立てる
  6. 大工工事・内装工事:ユニットバスの浴室に必要な壁をつくる

まとめ

経験者リフォーム
経験者
Rさん
子供と一緒に浴槽入りたい場合は、少し高めでも広い浴槽だとストレスもなく子供と入ってもゆったりと入れます。浴槽でお湯に浸かっている間は特に子供とコミニケーションも取れるのでとってもおすすめです。
経験者リフォーム
経験者
Iさん
いかに掃除を楽にするかはとても大事だと思います。私的にはリビングとかは手軽に掃除機をかけたりできるけど、浴室は日々の掃除は最低限で終わらせたいという気持ちがあり、汚れる箇所を減らすというのが1番いいかなと思いました。

お風呂は毎日利用する場所になりますので、経年劣化してきたらタイミングを考えてリフォームしましょう。お風呂のリフォームは種類により費用も変わります。複数の相見積もりを取り比較したり、活用できる補助金を調べるなどお風呂のリフォームで費用を後悔しないように信頼できる業者にリフォームを依頼することが重要です。

林 由紀子監修者:
一級建築士
林 由紀子
お風呂のリフォームは、家族みんながより快適に過ごせる場所を作るための良い機会です。機能面では、毎日の使いやすさを考えた動線や、安全性を意識した設計がカギとなります。例えば、段差をなくしたり、滑りにくい床材を選ぶことで、年齢に関係なく安心して使える空間が生まれます。

温かさや湿気の管理がしやすい浴室は、健康にもつながる心地よいバスタイムをサポート。また、省エネ設備を取り入れることで、光熱費の節約にもつながり、家計にも優しい空間となります。

自分のこだわりポイントを反映させる方も増えています。例えば、好きな色や素材を取り入れることで、心からリラックスできる空間へと生まれ変わらせることもできます。

家族が安心してくつろげる、心温まるバスルームを目指して、機能性と居心地の良さを大切にしたリフォームを検討してみてくださいね。
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