照明リフォームの費用は?種類や業者選び・施工の流れまで徹底解説!
最終更新日:2025年12月29日

部屋の雰囲気を一新し、暮らしの快適さを大きく左右する照明リフォーム。 ちょっとした器具の交換から、天井の配線工事を伴う本格的な施工まで、目的や内容によって費用も工期も大きく異なります。
この記事では、 照明リフォームにかかる費用の相場や、選べる照明の種類、それぞれの特徴、 そして信頼できる業者の選び方まで、リフォームを検討するうえで押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
初めての方でも安心して進められるよう、実際の流れや注意点もご紹介しますので、 ぜひ最後までご覧ください。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 -
印象が大きく変わる照明リフォームです。低価格でできるものから大きなリフォームまで。
機能と価格のバランスでリフォームを楽しみましょう!
やってよかった!体験者の声
リフォーム
経験者F
さん- 部屋全体の雰囲気が大きく改善しました!時間帯や作業内容によっては見づらさや疲れを感じていましたが、新しいLED照明に変えたことで明るさが均一になり目にも優しくなりました。朝は明るく白い光でスッキリ目覚め、夜は暖かい色味でリラックスできるんです。省エネ効果も大きく、電気代が以前より抑えられるようになった点もメリットです!
リフォーム
経験者I
さん- 思い切ってシャンデリアを設置しました。空間全体の雰囲気が豪華にグレードアップしたことです。部屋に高級感と特別感が生まれ、まるでホテルやレストランのような非日常を自宅で楽しめるようになりました!夜になると、シャンデリアの光が天井や壁に反射して幻想的な雰囲気を演出してくれるので、リラックスタイムがより豊かなものになります。LED対応や軽量素材を使用したものも多く、電気代や耐震面の不安も最小限に抑えられます。インテリアの満足度が大きく高まり、家にいる時間がより心地よくなったと感じています。
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照明リフォームの費用相場と内訳

照明リフォームを検討するうえで、まず気になるのが費用の目安です。 一口に照明といっても、交換する機器の種類や設置場所、必要な工事内容によって金額は大きく異なります。
ここでは、照明リフォームにかかる主な費用の相場と、その内訳について解説します。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - マンションの場合には共益部分としてルールがあるケースもあるので事前に施工範囲などを相談、確認しておきましょう。
基本的な器具交換の費用目安

最もシンプルなリフォームが、既存の照明器具を新しいものに取り替える作業です。 例えば、リビングにある古いシーリングライトを最新のLEDライトに交換するだけであれば、製品代込みで1〜3万円程度が相場です。
この場合、既存の配線や引掛けシーリングがそのまま使えることが前提となるため、 施工は1時間以内に完了することがほとんどです。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - そろそろ販売が中止になる蛍光灯ですが、実はLEDと蛍光灯の使用電力量はほとんど変わりません。費用だけでなく、様々な効果も含めて考えてみましょう。
配線工事やスイッチ新設を伴う場合
照明位置を変えたい、間接照明を追加したい、複数のスイッチで照明を操作したいといった希望がある場合、 電気配線工事が必要になります。
この場合の費用相場は1か所あたり2〜5万円程度が目安ですが、 天井裏にアクセスする必要がある場合や、壁を一部開ける工事が必要なケースでは、 それ以上の費用がかかることもあります。
天井に取り付けられた照明器具用の接続部品のことで、照明器具を工具不要で簡単に取り付け・取り外しできるようにするためのものです。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 簡単なアダプターでリモコンになるモデルもあります。コストのバランスと使い勝手を含めて検討してみましょう。最近はスマホをスイッチにするタイプなども広がっています。
部屋ごとのリフォーム費用の目安

照明リフォームの費用は、設置する場所によっても異なります。
以下は一般的な目安です。
- 部屋ごとの照明リフォーム費用の目安
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- リビング・ダイニング:3万〜10万円程度(複数箇所の照明追加や調光機能付きにする場合を含む)
- キッチン:1万〜5万円程度(手元灯やダクトレールなど)
- トイレ・洗面所:5,000円〜2万円程度(人感センサー付き照明の設置など)
- 廊下・玄関:1万〜3万円程度(足元灯や間接照明の導入も人気)
照明器具自体の価格帯も幅が広く、デザイン性の高い輸入品などを選ぶと費用はさらに高くなります。
そのため、予算と目的を明確にしながら、どの空間にどんな照明を取り入れるかを慎重に検討することが大切です。
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照明リフォームのパターンと工事内容の種類別価格

照明リフォームには、実にさまざまなパターンがあります。 単に古い照明を取り替えるだけではなく、雰囲気を演出したり、生活動線に合わせて使いやすくしたりと、目的に応じた工事が選ばれています。
ここでは、よくある施工パターンごとの工事内容と価格帯について解説します。
シーリングライトの交換だけ行う場合

先述の通り、すでにある照明を新しい器具に交換するだけの工事は、最も手軽なパターンです。 たとえば、昔ながらの蛍光灯シーリングを、調光機能付きのLEDシーリングに交換する場合、器具代と設置費込みでおおよそ1万〜3万円前後。
引掛けシーリングタイプであれば、工具も不要で自分で取り付けることもできます。 ただし、デザイン性の高いものや天井直付けタイプなどは、電気工事士の資格が必要となることもあるため、注意が必要です。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 部屋全体を明るくしたいならシーリングライトが安定です。デザイン性だけでなく、光の広がり方も確認して選びましょう。
ダウンライトに変更・追加する場合

ダウンライトは、天井に埋め込んで設置するタイプの照明で、空間をすっきりと見せたい人に人気です。 設置には天井の開口工事や電源の取り回しが必要になるため、 1箇所あたりの費用は1.5万〜3万円が相場とされています。
複数箇所を一度に施工する場合は割引が適用されるケースもあるため、 まとめてリフォームすることもおすすめです。
また、空間の広さや用途に応じて数や配置を工夫することで、 陰影や立体感のある照明演出が可能になります。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 天井がすっきりして見えるダウンライトですが、あとから設置位置を変えるのは大変です。設計段階でしっかり計画をしましょう。
ライティングレールの設置
「ダクトレール」とも呼ばれるライティングレールは、レール上で照明器具の配置や数を自在に変えられるのが魅力です。 店舗風のモダンな印象にしたいときや、ピンポイントで照らしたい場所があるときに重宝します。
取り付けには、既存照明の撤去+新規設置の工事が必要で、 全体の費用は2万〜6万円程度です。
スポットライトを複数取り付けたい場合や、将来的に照明配置を変える可能性がある方には、 非常に便利な選択肢といえるでしょう。
間接照明の新設
壁や天井を照らしてやわらかな明るさを演出できる間接照明は、近年多くの住宅で採用されています。 たとえば、リビングの天井際に光を這わせたり、寝室のベッドまわりに柔らかい灯りを追加したりといった使い方が主流です。
設置にはボードや棚を組み合わせる造作工事が伴うことも多く、 全体の費用は5万〜15万円とやや高めですが、 完成後の印象が非常に豊かになるため、コストをかける価値は十分にあります。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 設置した後のイメージがつきにくいのが、この間接照明です。CGを作成してくれる工務店さんもいますので、しっかりイメージをしてから計画してみましょう。
人感センサー付き照明を設置する場合
近年人気が高まっているのが、人の動きを感知して自動で点灯・消灯する人感センサー付き照明です。 玄関や廊下、トイレなど、よく通る場所に設置することで、 スイッチの操作が不要になるだけでなく、節電効果も期待できます。
器具代は約5,000〜15,000円程度で、 既存の照明を取り替えるだけならそれほど高額にはなりません。
ただし、センサー機能のない既存配線から変更する場合には、 別途1万円前後の工事費がかかる場合もあります。 以上のように、照明リフォームは見た目を変えるだけでなく、機能性や安全性の向上にもつながります。
日常のちょっとしたストレスが減ることで、 暮らし全体の満足度が高まるのも照明の魅力です。 希望する雰囲気や生活スタイルに合わせて、 最適な照明を選んでみてはいかがでしょうか。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 光の点灯時間などを設定できるタイプもあります。これを間違えると、トイレで使用中に電気が消えてしまうなど、思わぬミスが発生することもありますので注意しましょう。
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照明リフォームで後悔しないための費用チェックポイント

照明リフォームは、見た目だけでなく機能面でも満足度の高いリフォームです。しかし、事前に費用の内訳や注意点を把握しておかないと、「想定より高くついた」「思った仕上がりと違った」と後悔することもあります。ここでは、費用面で失敗しないために、事前に確認しておきたいポイントを紹介します。
見積書に含まれる「工事費」の範囲をよく確認する
照明リフォームの費用には、照明器具そのものの価格に加えて、「施工費」や「配線工事費」、「天井の補修費」などが加算されることがあります。見積書を見たときに安いと感じても、後から追加費用が発生してしまうケースも少なくありません。
たとえば、天井裏に配線を通す工事が必要な場合や、天井を開口した後の復旧作業が含まれていない場合などです。「器具の取り付け費用だけなのか」「下地の補強や補修まで含まれているのか」「別途で出張費用が加算されるのか」など、工事費の範囲をあらかじめ担当者に確認しておきましょう。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 重いタイプの照明を利用する場合には、天井補強などが重要になります。震災時の脱落など大きな影響が出るケースもありますので注意しましょう。
照明器具の価格差は意外と大きい
照明器具とひと口に言っても、価格には大きな幅があります。国内メーカーのベーシックなLEDライトであれば数千円程度ですが、デザイン性の高い輸入品や調光・調色機能が備わった高性能なものになると、1台あたり数万円になることも。
「見た目が気に入ったから」と予算を考えずに選んでしまうと、全体の費用が大きく膨らむ可能性があります。事前に希望する照明器具の価格帯を把握し、予算の上限を明確にしておくことが重要です。
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木瀬 祐介
二級建築士 - 本体だけではなく、変更する電球の価格などにも注意しましょう。入手しにくかったり、価格が高かったりする場合もあります。またLEDの場合、器具ごと大きな範囲で交換が可能になる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
複数業者から相見積もりをとる
同じ内容の照明リフォームでも、依頼する業者によって提示される金額が異なることはよくあります。工事の内容や対応エリア、取り扱いメーカーによって価格にばらつきが出るため、1社だけで判断するのは避けたいところです。
したがって、最低でも2〜3社に見積もりを依頼して内容を比較検討することで、適正価格や対応の丁寧さを見極めることができます。
また、見積書の中に「一式」と書かれた項目が多い業者には注意が必要です。どの作業にいくらかかるのか、できるだけ詳細な内訳を求めるようにしましょう。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 見積の価格だけで決めないことがポイントです、しっかり意向にあったリフォームになっているか?追加費用は発生しないかなど確認していきましょう。
将来のメンテナンス費用も見据えておく
LED照明は長寿命であるとはいえ、永遠に使えるわけではありません。取り付ける照明器具の交換時期や、ランプ交換が可能なタイプかどうかも事前に確認しておきましょう。
特に、天井埋め込み型のダウンライトや間接照明は、メンテナンスがしにくい場所に設置されることが多いため、交換方法や費用の目安を工事前に聞いておくと安心です。
照明リフォームは、比較的手軽に住まいの雰囲気を大きく変えられる反面、思わぬ出費につながることもあります。「どこに、何を、どのように取り付けるか」を明確にし、費用と内容のバランスをよく考えて計画を立てましょう。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - LEDもタイプによっては電球の交換ができず、器具全体交換になる仕様などもあります、メンテナンス費用が、何年後にいくらかかるかなどの目安は確認しておきましょう。
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照明の選び方と種類別のメリット・デメリット
照明リフォームをするうえで、どんな器具を選ぶかは非常に重要なポイントであり、選んだ照明によって部屋の印象や快適性は大きく変わります。
ここでは、代表的な照明の種類や光源のタイプ、それぞれの特徴を比較しながら、選ぶ際のポイントをわかりやすく解説します。
光源の種類で選ぶ – LED?蛍光灯?それとも白熱灯?

現在、住宅照明の主流はLEDです。長寿命・省エネ・熱くならないなどのメリットがあり、家庭で使われる照明の多くがLEDに置き換わりつつあります。一方で、蛍光灯や白熱灯には独特の光の柔らかさがあり、好みによってはあえて選ぶ方もいます。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
- 光源の種類ごとの特徴
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- LED:省エネ性能が高く、寿命が長い。初期費用はやや高めでも、長期的には経済的。色温度のバリエーションが豊富で、調光・調色機能も搭載しやすい。
- 蛍光灯:価格が安く、やや白っぽい光が特徴。点灯までにやや時間がかかるタイプもある。
- 白熱灯:温かみのある光で雰囲気は良いが、消費電力が高く、寿命が短め。
したがって、現在新たに照明を設置するのであれば、費用対効果からLEDが最もおすすめです。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 蛍光灯はエネルギー効率的には決して悪い器具ではないのですが、今後の製造中止などが決定しています。二度手間にならないように、この機会に変更をしてしまうこともお勧めです。
器具の種類で選ぶ – どの空間に何が向いている?
照明器具にはさまざまな形状があり、設置する場所や目的によって最適なタイプが変わります。
以下に代表的なタイプと、主なメリット・デメリットを紹介します。
- シーリングライト
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天井に直付けされるタイプで、部屋全体を明るく照らせます。リビングや寝室など、多くの家庭で広く使われているスタンダードな照明です。
広範囲を照らせて取り付けが簡単、種類がも豊富ではあるのですが、光が一方向からしか届かないため、部屋の中に影ができやすいのが難点です。
- ダウンライト
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天井に埋め込むタイプで、スッキリとした印象の照明です。複数設置することで、空間全体に柔らかな光を広げることができます。
天井が高く見えることで部屋全体が洗練された印象になる一方で、設置後の位置変更ができません。
- ペンダントライト
コードで吊り下げる照明で、ダイニングやカウンターキッチンに人気です。 高さを調整することで、手元だけを照らしたり、空間にアクセントを加えたりできます。
インテリア性が高く、個性的なデザインが選べるのが魅力ですが、照らせる範囲が狭いため、他の照明との併用が必要な場合もあります。
- スポットライト・ライティングレール
(ダクトレール) -
光の方向を自在に変えられるため、壁面やインテリアを効果的に照らす演出が可能。ギャラリーや店舗風の雰囲気にしたい人におすすめです。
デザインも非常に豊富ではありますが、まぶしさを感じやすい場合があり、位置の調整が必要です。
- 間接照明
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直接光源が見えないように、壁や天井に光を反射させて照らすタイプの照明で、リラックスできる空間づくりに適しています。
やわらかい雰囲気を演出できることから近年人気を集めていますが、設置工事が必要で、費用が他の照明よりもやや高めです。
色温度(光の色)と明るさにも注意
照明の色合いは「色温度(ケルビン)」で表され、部屋の印象に大きく影響を与えます。温かみのある電球色(約2700K)や、すっきりした昼白色(約5000K)など、用途に応じた選択が重要です。
一例では、寝室やリビングではリラックス効果のある電球色が、キッチンや洗面所などでは物が見やすく作業しやすい昼白色が適しています。また、明るさ(ルーメン)の目安もチェックしておきましょう。
部屋の広さに応じて適切な明るさがあるため、照明が暗すぎる・まぶしすぎるといった失敗を防げます。照明選びは「機能性」「雰囲気」「メンテナンス性」のバランスが鍵になります。おしゃれさを追求するのも良いですが、毎日使うものだからこそ、使いやすさや省エネ性能にも目を向けたいところです。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 現代の家づくりの基本は「明るすぎない」ことです。事務所やデスクワークをしないのであれば、少しくらいかな?くらいが一番落ち着き、睡眠の導入もよくなります。
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照明リフォームの流れと完了までの日数の目安
照明リフォームを実際に依頼する際、どのような流れで進み、どれくらいの期間がかかるのかは、気になるポイントのひとつです。
リフォームと聞くと大がかりなイメージを持つ方もいますが、照明に関しては比較的スピーディーに完了するケースが多くあります。
ここでは、一般的な照明リフォームの流れと、完了までの目安日数について詳しく解説していきます。
照明リフォームの基本的な流れ

最初のステップは「相談・問い合わせ」から始まります。照明器具をどうしたいのか、どの部屋にどんな照明を付けたいのかなど、おおまかな要望を業者に伝えるところからスタートです。
その後、実際の現場を見てもらう現地調査が行われます。ここでは、現在の配線状況や天井の構造、照明の設置位置などを確認してもらい、工事の可否や必要な施工内容を具体化します。
現地調査の結果をもとに見積もりが提示されます。金額だけでなく、施工内容・器具の種類・工期などをよく確認し、不明な点はこの段階でしっかり質問しておくことが大切です。
内容に納得すれば契約を結び、リフォーム工事の準備が進みます。工事当日までに照明器具の手配や電気工事のスケジュール調整が行われ、いよいよ施工に入ります。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 近くに展示場やサンプルの展示があるようでしたら、実際に訪問することをお勧めします。カタログで見る場合とだいぶ印象が違いますよ。
工事の所要時間と日数の目安
照明リフォームの工期は、工事の規模によって大きく異なります。もっともシンプルな照明器具の交換であれば、1時間もかからず作業が完了することがほとんどです。
たとえば、既存のシーリングライトをLEDの新しい器具に取り替えるだけなら、電気工事士を呼ばずに自分で行えるケースもあります。一方で、ダウンライトの新設や配線の変更、天井の開口・補修が必要な工事となると、半日〜1日が必要になります。
複数の部屋にまたがるリフォームや、間接照明を取り入れるための造作工事を含む場合には、2日以上かかることもあります。ただし、照明工事は比較的工程が単純であり、住みながらの工事が可能なため、引越しや仮住まいの必要はありません。
また、工事の内容によっては、事前に器具の取り寄せが必要になることがあります。人気のあるデザイン照明や輸入品などは納期が長くなることもあるため、スケジュールに余裕を持って進めておくと安心です。
スムーズに進めるためのポイント
照明リフォームをスムーズに進めるためには、具体的なイメージを事前に持っておくことがカギになります。どの場所に、どんな明るさで、どんな雰囲気の照明をつけたいのか。おおまかでも構わないので、自分の希望を明確にしておくと、業者との打ち合わせもスムーズになります。
また、家族構成や生活スタイルに合わせて、将来的な使い勝手を考慮することも大切です。たとえば、お子さまの成長や、年齢に応じた照明の見え方の変化を見据えた設計にしておくと、長く快適に使える照明環境が整います。
見積もりの段階で気になる点は遠慮せず確認し、工事内容をしっかり把握したうえで進めていきましょう。こうしたやり取りの積み重ねが、結果的に満足度の高いリフォームにつながります。
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照明リフォームを依頼する業者の選び方と注意点

照明リフォームは規模が小さく見えがちですが、施工内容によっては専門的な電気工事を伴うため、信頼できる業者への依頼が欠かせません。満足のいく仕上がりを目指すためには、業者選びの段階でいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
照明工事に対応する業者の種類と特徴
照明リフォームを依頼できる先は、大きく分けて3つあります。まず一つ目が、街のリフォーム会社や工務店です。住宅全体の改修に対応しているため、照明だけでなくクロスの張り替えや収納造作なども一括で依頼できるのが強みです。
ただし、照明に特化していない場合、器具の提案がやや限定されることもあります。二つ目が、家電量販店やホームセンターです。取り扱っている照明器具の数が多く、価格も比較的明快。気軽に相談しやすい点がメリットですが、施工は下請け業者に委託されるケースが多く、担当者との連携が取りづらい場面もあるかもしれません。
三つ目は、電気工事専門の業者や個人事業者です。配線やスイッチまわりの施工に慣れており、照明に関する工事経験も豊富です。一方で、インテリアや空間全体のコーディネートに関しては、自分である程度方向性を決めておく必要があります。
信頼できる業者を見極めるポイント
まず確認しておきたいのが、電気工事士の資格を持っているかどうかです。照明器具の取り付けは、器具によっては資格が必要になる場合があります。無資格者による施工は法的にも問題があり、事故や火災の原因になるリスクもあるため、資格の有無はしっかり確認しましょう。
次に注目すべきは、見積もりの内容が明確であるかです。「工事一式」といった曖昧な表記が多い場合、後から追加費用を請求される恐れもあります。照明器具の価格、施工費、天井の補修費など、それぞれの項目が細かく分かれているかを見てください。
加えて、保証やアフターサービスの有無も重要です。取り付け後に点灯しない、点滅するなどの不具合が起こった場合、きちんと対応してもらえるかどうかは、長期的な安心につながります。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 価格だけで飛びつくと、後で大きな追加工事が発生することもあります。きちんと自分が求める工事になっているか、追加費用はかからないか確認しましょう。
複数社に見積もりをとって比較する

業者選びでは、相見積もりを取ることが非常に効果的です。最低でも3社からは見積もりを取り、価格だけでなく対応の丁寧さや説明のわかりやすさも含めて比較しましょう。
また、最初から「この工事は◯万円」と一律で価格を提示してくる業者よりも、現地調査を経てから柔軟に提案してくれる業者の方が信頼できます。口コミや評判も参考になりますが、必ずしもすべてが正確とは限りません。
大切なのは、自分の希望をしっかり聞き取ってくれたかどうか、質問に誠実に答えてくれるかどうかです。小さな疑問も丁寧に対応してくれる業者こそ、信頼して任せられる業者といえるでしょう。
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監修者:
木瀬 祐介
二級建築士 - 照明工事は進めていくうちに、変更したいこと、やりたいことが増えていきます。口約束で工事が進まないように、変更があった場合はきちんと記録に、契約に残しておきましょう。
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まとめ
照明リフォームは、暮らしの質を大きく高めてくれる身近なリフォームです。費用や施工内容、器具の種類など、知っておきたいポイントは多くありますが、きちんと情報を整理しながら進めれば、無駄な出費や後悔は避けられます。
まずは、自分の生活スタイルや好みに合った照明を見つけることです。次に、予算とのバランスを考えながら、必要な工事の範囲を明確にしていきましょう。
そして、信頼できる業者と出会い、丁寧に話を進めていくことが、満足度の高いリフォームにつながります。
監修者:
EARTH CONTAINER 代表
木瀬 裕介
二級建築士
宅地建物取引士
家屋応急判定士- 大手住宅メーカーの研究所・企画・マーケティング部門を経て、建築士・宅建士として住まいに関する幅広いコンサルティングを行う。全国で住宅研修やセミナーの講師としても活動。タイルや太陽光などに関する多くの建築系特許を取得。現在はアースコンテナ合同会社代表として、住宅・別荘の設計やアドバイスを行い、文章投稿プラットフォーム「note」でもコラムを多数発信中。
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