クッションフロアとは?おすすめな設置場所やメリット・デメリットについて解説


「クッションフロアの特徴は?」「デメリットってあるの?」とクッションフロアを検討するうえで不安がある方はいるのではないでしょうか。クッションフロアとは、クッション性が抜群の床材で豊富な種類があります。

お部屋の雰囲気に合わせてクッションフロアを使えて、手軽に模様替えをできるメリットがあります。本記事では、クッションフロアの特徴やメリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。

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クッションフロアとは


クッションフロアとは、塩化ビニール素材でつくられたシート状の床材です。特徴としては、クッション性に優れており、耐水性の高さや費用の安さです。

また、カラーやデザインが豊富で、木目の模様・大理石調などがあり床材としても人気な商品です。DIYしやすいので賃貸の方でも簡単に床を張り替えることができます。

性能・特徴
  • 耐水性がある
  • メンテナンスが手軽にできる
  • 施工がしやすい
  • 幅広く使用できる

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クッションフロアのメリット


クッションフロアの主なメリットは以下になります。

  • 簡単設置が可能
  • 費用が安い
  • 耐水性が高い

具体的にどのようなメリットがあるのか詳しく説明します。

置くだけの簡単設置ができる


多種多様なクッションフロアがあり、ものによっては敷くだけ・置くだけで簡単に設置が可能です。

敷くだけ・置くだけが可能な場合
  • 重たい家具や家電の下にクッションフロアを置く場合
  • 厚手(2㎜以上)のクッションフロアを使用する場合

テープで固定をした方がズレる心配が無いので、気になる方はクッションフロアを置いたあとに固定をしましょう

費用が安い


床材の中でも、クッションフロアはフローリングと比べて安価で設置ができます


張り替え費用の目安
クッションフロア 4,500〜100,000円
フローリング 90,000〜180,000円

クッションフロアの最大のメリットである価格の安さは、気軽に部屋の模様替えや床を替えたい方におすすめの商品です。また、薄手のタイプから厚手のタイプのものまで種類が豊富なので、薄い素材だと自身でDIYをすることが可能です。

耐水性が高い

クッションフロアの最大の特徴は耐水性の高さです。フローリングの場合は経年劣化によって時間が経つごとに、水を吸収してしまいカビの原因となってしまいます。

その点クッションフロアは、塩化ビニールで加工しているので水を吸収せず、弾く性質をもっています。水回りの床だけでもクッションフロアに変更することをおすすめします。

監修者 小薗江 正美監修者:
小薗江 正美
一級建築士
クッションフロアには様々なデザインがあり、また張り替え費用も安いため、手軽に模様替えして雰囲気をガラリと変えることができるのもメリットの一つです。
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クッションフロアのデメリット


クッションフロアにもメリットばかりではなく、欠点もあるので利用を検討されている方は、事前に把握しておきましょう。

主なデメリットは以下になります。

デメリット
  • 家具などのあとが残りやすい
  • 通気性が悪い

デメリットを踏まえたうえで、最適な床材を検討しましょう。

跡が残りやすい


クッションフロアはクッション性に優れていますが、その分傷や家具など重たいものを乗せたときに、跡がつきやすい欠点があります。対策法として、家具など重たいものを置く場所には事前に、マットやベニア板を敷いてカバーをすると良いです。

必ず傷や跡がつかない保証は無いので、クッションフロアを使用する際は跡がつきやすい欠点があることを把握しておきましょう。

通気性がよくない

クッションフロアはビニール素材でできており、通気性が悪いので床面とクッションフロアの接合部分にカビが発生する可能性があります。空気を通すために、時々クッションフロアを剥がすと良いですが広い範囲に施工・設置した場合は難しいでしょう。

なので、クッションフロアは種類が豊富にあるので「防カビ」素材や「抗菌」素材のある商品を検討すると良いでしょう。

監修者 小薗江 正美監修者:
小薗江 正美
一級建築士
クッションフロアにゴム製品の色素が移ってしまう、あるいは洗剤などが残っていて変色してしまうなど、色素が残って汚れが沈着してしまうと、掃除をしても元に戻らないこともデメリットの一つです。
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クッションフロアの設置場所


耐水性の高いクッションフロアは水回りの場所では重宝されています。水が染み込まず、清潔に保つことができ、クッション性もあるので足に負担がかかりにくい点があります。

水回りの中でもおすすめの設置場所は、「トイレ」「キッチン」「洗面所」の3つになります。その他にも、ペットがいる家庭にクッションフロアはおすすめです。

掃除がしやすく水拭きするだけで汚れを落とせるので掃除も簡単に済ますことができます。クッションフロアの特性を把握した上で、どの部屋の床に使用すべきか検討しましょう。


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クッションフロアに関するよくある質問

クッションフロアを検討するうえで不安がある方がいるとおもいます。そんな方のために、みなさんが疑問におもっている「よくある質問」を厳選して説明します。

この質問と回答を見れば、「クッションフロア」がどういう商品なのかざっくりと理解できます。ぜひ、ご覧ください。

Qクッションフロアの寿命は?


A:クッションフロアの平均寿命は約6年〜10年と言われています。あくまで目安なので、クッションフロアの上に重たい家具や家電を置かれる場合や生活の仕方で変わっていきます。

また、クッションフロアに変色が見られる場合や汚れが落ちにくい場合は、張り替えをするタイミングになります。クッションフロアの平均寿命は6年からですが、生活環境や扱い方によっては張り替えの時期がはやまってしまうので、どこの場所に設置するのが良いのか検討しましょう。

Qクッションフロアの種類は?


A:クッションフロアは大きく分けて、「住宅用クッションフロア」と「店舗用クッションフロア」の2種類あります。それぞれの特徴について以下の表にまとめました。

種類 特徴
住宅用クッションフロア 厚みが薄く、比較的安価。デザインが豊富でDIYにも向いているが、耐久性は低め。
店舗用クッションフロア 厚みがあり、耐久性・耐摩耗性が高い。重たい家具や多くの人が歩く場所に最適。

店舗用のクッションフロアでも、住宅に利用可能なので自身の生活に適切な商品を検討しましょう。

Q畳の上に敷ける?


A:クッションフロアを畳の上に敷くのは、おすすめできません。最近では、簡単に設置できるクッションフロアが数多くあるので、手軽にDIYができますが、畳の上に直接敷いた場合は、カビのリスクがあります。

他にも、短期間でクッションフロアが傷んでしまい、すぐに張り替える事態になる可能性があります。短期間での張り替えは、費用と手間もかかってしまうので避けましょう。

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クッションフロアを貼る際の注意点!


置くだけのクッションフロアやテープで貼るだけのクッションフロアがあるので、DIYする人が増えています。初めて貼る際の注意点を把握して慎重に作業をおこないましょう。

長袖・長ズボンで作業する


クッションフロアには「グラスウール」という素材が入っており、直接その素材が体に触れると、皮膚が赤くなったりかゆみが生じます。クッションフロアの作業する前に、必ず長袖・長ズボンであまり皮膚が露出しないようにしましょう。

また、商品によってはグラスウールで皮膚にかゆみを生じにくいものがあるので、自分に合った物を使用してください。

賃貸でクッションフロアにする場合


賃貸でクッションフロアにする場合は、「原状回復」ができるのか、契約書に違反をしていないか事前に確認しましょう。賃貸は引っ越しをする際に原状回復をしなければなりません。

また、大家さんや管理会社によってはリフォームを厳禁としている場合もあるので、原状回復できるクッションフロアだからと勝手に判断せず、必ず事前に相談をしましょう

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まとめ


クッションフロアは、耐水性もあり価格が安価であることから人気な商品ですが、家具家電の跡が付きやすいデメリットもあるので性能・特徴を十分に理解した上で設置の判断をしましょう。

また、自分でDIYするのが不安に感じる方は、複数の提供している業者を比較し検討することがおすすめです。

監修者 小薗江 正美監修者:
小薗江 正美
一級建築士
メリットの多いクッションフロアですが、実際に施工する前に製品の質感や肌触り、デザイン性などをサンプルで確認しましょう。クッションフロアのデメリットや弱点を理解した上で適切に使用すれば、お部屋の模様替えや好みのインテリアを気軽に楽しめる、非常に心強い素材になってくれるでしょう。


小薗江 正美監修者:
ARTIS COURT LLC合同会社
代表 小薗江 正美
一級建築士
商業施設士マイスター
こんにちは、小薗江と申します。一級建築士として様々な建築プロジェクトを経験しましたが、古いものを壊して新しく建て替えるのではなく、『その建物の歴史を大事に上手に長期で使用できる設計』をモットーとしています。住宅は人々が安心して安全に、そして生活スタイルに合わせて変化できるものでなければなりません。そのためのお手伝いをさせていただきたいと思います。週末は、ランニングにゴルフ、最近は登山にハマっています。

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