ビルトイン食洗機の設置・交換ガイド|費用・工事の流れ・選び方を徹底解説
最終更新日:2026年1月15日

食器洗いの時間を短縮し、キッチンをすっきり見せてくれるビルトイン食洗機は、共働き世帯や家事の時短を目指す家庭にとって非常に魅力的な設備です。 近年では後付けで設置する人も増え、リフォームの一環として導入を検討するケースも少なくありません。
一方で、費用の目安や工事の流れ、選ぶべき機種など、具体的な情報が不足していることで導入に踏み切れない人も多いのが現実です。
この記事では、初めてビルトイン食洗機を設置する方や、交換を検討している方に向けて、導入前に知っておきたい情報を分かりやすく解説していきます。 設置・交換の流れ、必要な費用、選び方のポイント、工事業者の見極め方まで丁寧に網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
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ビルトイン食洗機のメリットとは?

ビルトイン食洗機は、単なる時短家電ではなく、キッチン全体の使い勝手や美観を高めてくれる優れた家電製品です。 設置に工事が必要とはいえ、多くの家庭が「導入して良かった」と感じる理由があります。
ここでは、ビルトイン食洗機を導入することで得られる主なメリットをご紹介します。
見た目がすっきりしてキッチンが広く使える

卓上型の食洗機は、設置の手軽さこそ魅力ですが、キッチンの作業スペースを大きく占領してしまうというデメリットがあります。 一般的なご家庭の声として、調理中に腕が当たってしまったり、食材を置くスペースが狭くて困るというケースも少なくありません。
その点、ビルトインタイプはシンク下やコンロ横などのキャビネット部分にすっきり収まるため、キッチン本来のレイアウトを損なわずに設置できます。 また、扉材を揃えれば食洗機があることすら目立たず、インテリアとしても美しく仕上がります。
限られたスペースを有効に活用したい方や、生活感をできるだけ減らしたい方にとって、ビルトイン食洗機は理想的な選択といえるでしょう。
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監修者:
木瀬 裕介
二級建築士 - 設計の立場から見ると、ビルトイン食洗機は単なる家電というより「設備機器」です。 キッチンの一部として組み込まれるため、デザイン・配管・電源位置の三要素を同時に考える必要があります。 そもそも食洗機は不要という声もありますが、一度使ったら手放せない設備です。 今は不要でも将来必要になることもあるため、この機会にきちんと未来を想像してみましょう。
家事の負担を軽減できる
共働き世帯や子育て中の家庭では、1日に使う食器の量も多く、洗い物の時間が日々のストレスになりがちです。 特に夕食後、疲れた状態でシンクに立ち続けるのは大きな負担といえるでしょう。
ビルトイン食洗機があれば、食器を入れてスイッチを押すだけで、自動的に洗浄から乾燥までをこなしてくれます。 時間にして1回あたり20分〜30分ほどの家事時間を削減でき、浮いた時間を家族との会話や趣味に充てられるようになります。
節水・節電効果が期待できる
実は、手洗いよりも食洗機の方が水や電気の使用量が少ないというデータがあります。 最新のビルトイン食洗機では、1回の洗浄に必要な水の量が約10〜12リットル程度に抑えられ、手洗いの1/6程度で済むとされています。
また、ヒートポンプ式の乾燥やエコモードなど、最新の省エネ機能を搭載した機種を選べば、年間を通じて電気代も抑えられます。 手洗いの手間だけでなく家計への負担を減らしつつ、環境にも配慮した暮らしが実現できるのです。
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ビルトイン食洗機の設置方法と費用

設置の方法や費用は、今のキッチンにどのような状態で導入するかによって大きく異なります。
ここでは、「新規設置」と「交換工事」に分けて、それぞれの流れと費用感を解説していきます。
新規で設置する場合
ビルトイン食洗機を初めて導入する場合は、まず「設置スペース」「給排水の確保」「電源の確保」が重要なポイントになります。
例えば、シンク下のキャビネットを撤去してスペースを作る必要があるケースでは、大工工事や内装工事が伴うこともあります。 また、キッチンの配管が古かったり、食洗機対応になっていない場合は、給排水管の新設や延長工事が必要になります。
加えて、食洗機のための専用コンセントがない場合は、電気工事も追加で行う必要があります。 これらの準備が整っていれば、本体設置と接続自体は1日で完了しますが、工事の規模によっては2日程度かかる場合もあるでしょう。
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監修者:
木瀬 裕介
二級建築士 - 現場では「既存配管の取り回し」が最もトラブルの多いポイントです。 シンク下のスペースが狭いキッチンでは、排水勾配が確保できず、排水が逆流することもあります。 特にマンションでは床下構造の関係で配管経路が限られるため、事前に現場調査を行い、図面で確認することが不可欠です。
交換工事の場合

すでにビルトイン食洗機が設置されているキッチンでは、交換工事は比較的スムーズに行われます。
まずは既存の機種を取り外し、配管や電源の状態を確認します。 そのうえで新しい機種を据え付けて再接続し、動作確認を行えば完了です。
設置場所や規格が変わらない限り、通常は数時間で工事が終了します。 ただし、古い配管が劣化している場合などには、軽微な補修が必要になることもあります。
そのため、トラブルを防ぐためにも、事前に業者による点検を依頼しておくと安心です。
設置・交換にかかる費用の目安
費用は設置の内容によって変動しますが、おおよその目安として以下が挙げられます。
新規設置では、食洗機本体の価格に加え、配管工事や電気工事などを含めて10万円〜25万円程度が一般的です。
一方、交換工事は既存の設備が活用できる分、8万円〜20万円程度で済む場合が多くなっています。
選ぶ機種の性能やブランド、設置条件の違いによって価格に幅があるため、事前に見積もりを複数取り、総額を比較しておくことが重要です。
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監修者:
木瀬 裕介
二級建築士 - 見積を比較する際は、単に「工事費込み」だけで判断しないようにしましょう。 給排水の新設や分岐工事、電気容量の増設が含まれているかどうかで金額が大きく変わります。 また、既存キッチンの解体・復旧費用や、仕上げ材の補修が別途発生することもあるため、総額で比較することが重要です。
失敗しないビルトイン食洗機の選び方

ビルトイン食洗機は、設置後に簡単に交換できるわけではありません。
最初にどのような機種を選ぶかが非常に重要であるため、設置後になってから後悔しないためのポイントをご紹介します。
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監修者:
木瀬 裕介
二級建築士 - こんなにサイズいらなかった!という不満はあまり聞きません。どちらに仕様と考えるのであれば、スペースと予算に余裕があれば迷わずワイドタイプがおすすめです。大は小を兼ねるですね。 見積を比較する際は、単に「工事費込み」だけで判断しないようにしましょう。給排水の新設や分岐工事、電気容量の増設が含まれているかどうかで金額が大きく変わります。 また、既存キッチンの解体・復旧費用や、仕上げ材の補修が別途発生することもあるため、総額で比較することが重要です。
サイズと容量をチェック
食洗機には大きく分けて、幅45cmのスリムタイプと幅60cmのワイドタイプがあります。スリムタイプは4〜6人分ほどの食器に対応し、ワイドタイプは8人分以上に対応するため、家族構成や使用頻度に応じて選びましょう。
ただし、広い容量があるからといって必ずしも良いとは限りません。設置スペースに制限があるキッチンでは、スリムタイプのほうがバランスが取りやすい場合もあります。
それでもどちらを選べばよいか迷ったときは、現在の洗い物の量を記録してみると、必要な容量が見えてくるでしょう。
静音性を確認
特にリビングと一体型のオープンキッチンでは、運転音が気になることがあります。子どもが寝た後や、夜間に使用することが多い家庭では、静音性の高いモデルを選ぶと快適です。
一般的に40デシベル以下の機種であれば、運転音は図書館内と同程度で、テレビの音や会話の妨げになりません。
静音性を重視したい方は、カタログやメーカーサイトで「dB表記」を必ず確認しておきましょう。
節水・節電性能をチェック

最新のビルトイン食洗機は、省エネ性能が非常に高くなっています。中でも、ヒートポンプ式の乾燥機能を搭載したモデルは、消費電力を抑えながらしっかり乾燥できる優れものです。
また、エコモードや自動洗浄モードを活用すれば、汚れ具合に応じて水や電気の使用量を調整してくれるため、無駄なコストがかかりません。
ランニングコストを重視する方は、省エネ基準達成率などの表示にも注目して選ぶと良いでしょう。
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工事業者の選び方と依頼のコツ

ビルトイン食洗機は、購入後すぐに使える家電とは異なり、工事が必要となる設備です。したがって、信頼できる工事業者に依頼することが成功のカギとなります。
仮に、施工業者を適当に選んでしまうと、思わぬトラブルや追加費用が発生することもあるため、慎重な選定が欠かせません。
工事はどこに依頼すればいい?

食洗機の設置工事を依頼できる先は複数あります。家電量販店で本体とセットで工事を依頼する方法もあれば、地域のリフォーム業者や水道設備会社に直接相談する方法もあります。
あるいは、新築時や大規模リフォームのタイミングであれば、ハウスメーカーやリフォーム会社が一括で対応してくれるケースもあります。それぞれにメリットがありますが、重要なのは「食洗機の設置実績が豊富な業者かどうか」という点です。
経験が浅い業者だと、配管トラブルや本体の取り付けミスが起きる可能性があり、後々の不具合につながることもあります。安心して任せられる業者を選ぶためには、施工実績や利用者のレビューなどを確認することが大切です。
失敗しない業者選びのポイント

工事業者選びでは、まずは口コミや評判をチェックしましょう。ネットのレビューサイトやSNS、地域情報サイトなどには、過去に利用した人のリアルな声が掲載されていることが多く、業者の信頼性を判断するうえで役立ちます。
また、施工後のアフターフォローなど、保証制度の有無も重要なチェックポイントです。施工後に水漏れや故障が発生した場合に、無料で修理対応してくれるかどうかは、トラブル回避の面で非常に大きな意味を持ちます。
さらに、最低でも3社ほど、複数社から見積もりを取り工事内容と価格を比較することで、適正価格を見極めやすくなります。安さだけで業者を選ぶのは非常に危険です。
極端に安い見積もりを出す業者は、工事内容が不十分だったり、アフター対応が雑だったりする可能性があります。したがって、施工業者を選定する際は、価格と信頼性のバランスを見て、総合的に判断しましょう。
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監修者:
木瀬 裕介
二級建築士 - 食洗機設置は、「水道業者」と「電気業者」「キッチンの収まり」の全ての知識が必要です。 そのため、一部しか扱えない業者に依頼すると、結局複数の工事になってしまうことがあります。 理想は、住宅設備の経験があるリフォーム業者や工務店に依頼することです。 現場では「どこまでを誰がやるか」を明確にしておくことが、最終的な品質を左右します。
工事を依頼する際の注意点
工事依頼時には、キッチンのレイアウトや配管状況を正確に伝えることが大切です。特に築年数が古い住宅では、給排水管の位置が現在の基準と合わないことがあり、その場合は追加の工事が必要になることもあります。
また、設置当日は数時間から半日程度の時間がかかるため、スケジュールに余裕を持って準備しましょう。工事日程を調整する際には、事前に家族の予定や在宅時間を確認しておくと、トラブルなくスムーズに進行できます。
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ビルトイン食洗機を導入する際の注意点

ビルトイン食洗機は非常に便利な設備ですが、設置してから「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、導入前にいくつかの注意点を把握しておく必要があります。ここでは、導入時に見落としがちなポイントを解説します。
収納スペースの変化を考慮する

ビルトイン食洗機はキッチン収納の一部を使って設置するため、当然ながら収納スペースが減るという影響があります。たとえば、シンク下のキャビネットに設置する場合、これまで鍋やフライパンをしまっていた場所が使えなくなることもあります。
とくに調理器具が多い家庭では、設置によって収納計画を見直す必要が出てくるかもしれません。事前に調理器具のための代替の収納場所を確保しておくと、設置後に不便さを感じにくくなります。
一方で、食器を都度手洗いしていた人にとっては、水切りカゴや洗剤置き場が不要になって別のスペースが空くこともあるため、トータルでのバランスを考えることが大切です。
配管工事が必要な場合がある
新規でビルトイン食洗機を設置する場合、キッチンの構造や築年数によっては、配管の延長や電源の増設といった追加工事が必要になることがあります。たとえば、築20年以上のマンションでは、排水管の位置が現在の設備と合わないケースがあり、配管工事に時間やコストがかかることもあります。
また、給水栓が適合していなかったり、床下にスペースがない場合も、特別な対応が必要となることがあります。
こうした点は、現地調査で専門業者が確認してくれるため、見積もりを取る前に必ず相談しておきましょう。事前確認が不足すると、設置当日に工事ができないといったトラブルにもなりかねません。
ランニングコストを考慮する
ビルトイン食洗機は購入・設置費用だけでなく、使い続ける上でのランニングコストも把握しておく必要があります。主なランニングコストとしては、電気代・水道代・専用洗剤の費用、さらには定期的なメンテナンスにかかる費用などが挙げられます。
たとえば、汚れたまま食器を放り込むと排水口が詰まりやすくなり、かえって掃除や修理の手間が増えることもあります。したがって、食洗機を快適に使い続けるためには、フィルターの清掃や内部の水垢除去など、基本的なお手入れを定期的に行うことが肝要です。
また、保証期間終了後の故障に備え、延長保証プランへの加入を検討するのもひとつの手です。
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監修者:
木瀬 裕介
二級建築士 - 収納スペースが減ることを前提に、キッチン全体のゾーニング(動線設計)を見直すのが理想です。 特に最近のキッチンは引き出し式収納が多く、食洗機のドア開閉と干渉することもあります。 設置後に扉がぶつかるケースも少なくないため、施工前に開口寸法とドアの動きを現物で確認することをおすすめします。
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まとめ

ビルトイン食洗機は、家事の効率化とキッチンの美観を同時に叶えてくれる優れた設備です。特に、日々さまざまなタスクに追われる共働き家庭や子育て世帯にとっては、毎日の食器洗いから解放されることで、暮らしの質を大きく向上させる効果があります。
この記事では、ビルトイン食洗機の基本的なメリットから、設置方法・工事の流れ、失敗しない機種選び、工事業者の選び方、そして導入前の注意点に至るまで、幅広く解説してきました。設置方法には新規と交換の2種類があり、それぞれ必要な工事や費用が異なります。
また、選ぶ機種によって使い勝手や光熱費の節約効果も大きく変わります。ランニングコストやキッチンの収納計画、家族の生活スタイルに合ったモデルを選ぶことが、満足度の高い導入につながります。
さらに、信頼できる業者を選び、事前に配管や電源の状況をしっかり確認しておくことで、予想外のトラブルを回避できます。無理のない予算設定と、長く使うことを見据えた準備が、成功のカギを握ります。
ビルトイン食洗機の導入は、家事の手間を軽減し、生活の質を向上させるための有効な手段です。正しい情報をもとに安心して食洗機を選べるよう、本記事が皆さまの参考になれば幸いです。
監修者:
EARTH CONTAINER 代表
木瀬 裕介
二級建築士
宅地建物取引士
家屋応急判定士- 大手住宅メーカーの研究所・企画・マーケティング部門を経て、建築士・宅建士として住まいに関する幅広いコンサルティングを行う。全国で住宅研修やセミナーの講師としても活動。タイルや太陽光などに関する多くの建築系特許を取得。現在はアースコンテナ合同会社代表として、住宅・別荘の設計やアドバイスを行い、文章投稿プラットフォーム「note」でもコラムを多数発信中。
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