【2026年版】静岡市・浜松市のリフォーム補助金|耐震×省エネを同時申請する完全ガイド
最終更新日:2026年7月8日
「静岡市や浜松市でリフォームを予定しているが、耐震と省エネを同時にやるとどれくらい補助が出る?」「静岡県のTOUKAI-0(とうかい・ゼロ)って何?」「両市のスマートハウス補助は使える?」――静岡県内にお住まいの方の多くが、耐震×省エネ補助の組み合わせ方に頭を悩ませているのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、静岡県内の両市は全国でも有数の「耐震×省エネ手厚い地域」です。木造住宅耐震補強助成(TOUKAI-0)で最大120万円、浜松市のスマートハウス補助(太陽光・蓄電池・V2H・HEMS等)、国の住宅省エネ2026キャンペーン(最大280万円超)を組み合わせれば、戸建てフルリフォームで補助総額400万円規模を狙うことも現実的です。
東海地震を想定して整備された静岡県の耐震制度は、特に旧耐震木造住宅の改修支援が厚い設計となっています。さらに浜松市にはZEH+断熱等級6住宅向けの独自スマートハウス補助があり、省エネ性能の高い住まいへの転換を強力に後押ししています。耐震補強と断熱改修は壁を開ける工程が共通するため、同時施工で工事費を最大3割圧縮できる相乗効果も狙えるでしょう。
この記事では、静岡市・浜松市それぞれの主要リフォーム補助金を比較整理するとともに、耐震×省エネ同時申請の最強パターン、国・県・市の3層併用シミュレーション、申請の進め方までを2026年最新情報でまとめました。静岡県内で2026年中にリフォームを予定している方は、ぜひ最後までご覧ください。
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静岡市・浜松市リフォーム補助金の要点まとめ【結論】
まず結論として、両市のリフォーム補助金に関する最重要ポイントを整理します。
【表1】静岡市・浜松市リフォーム補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 静岡市の主力① | 木造住宅耐震補強助成(TOUKAI-0)最大115万円 |
| 静岡市の主力② | 空き家改修事業補助金 最大100万円(子育て・移住は200万円) |
| 浜松市の主力① | 木造住宅耐震補強助成(TOUKAI-0)最大100万円+加算20万円=120万円相当 |
| 浜松市の主力② | スマートハウス補助金(ZEH+断熱等級6住宅向け、太陽光・蓄電池・V2H・HEMS) |
| 浜松市の主力③ | 重度身体障害者住宅改造費助成 75万円(補助率1/2) |
| 静岡県の枠組 | TOUKAI-0総合支援事業(県と市の連携)/省エネ住宅補助 |
| 国制度 | 住宅省エネ2026キャンペーン(最大280万円超)と原則併用可 |
| 耐震×省エネ同時 | 工事費圧縮効果あり。両市の制度と国補助を組み合わせて総額400万円規模 |
| 申請窓口 | 静岡市:建築安全推進課/浜松市:建築行政課・カーボンニュートラル推進課 |
両市の特徴を一言で言えば「耐震は両市が同等に手厚い」「省エネは浜松市が市独自補助で優勢」「空き家・移住は静岡市が金額面で優勢」となります。お住まいの状況と工事内容に合わせて、最適な制度組み合わせを選びましょう。
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TOUKAI-0総合支援事業|静岡県内の耐震制度の柱
静岡県内で旧耐震木造住宅をお持ちなら、まず押さえるべき制度が「TOUKAI(とうかい)-0総合支援事業」です。東海地震を想定した県と市町の連携支援制度で、全国でもトップクラスの手厚さを誇ります。
TOUKAI-0の概要
TOUKAI-0は、東海地震による被害を最小限に抑えるために静岡県が1995年から推進している総合的な耐震支援事業です。耐震診断から補強計画、改修工事、補強後の評価まで一貫した支援が用意されています。
なお、静岡県の耐震診断・補強への直接補助は令和7年度で一旦区切りとなり、令和8年度は静岡市・浜松市を含む各市町が独自事業として継続実施する形となっています。耐震診断補強相談士の派遣や技術的支援は、引き続き県と市町が連携して提供しています。
【表2】TOUKAI-0の支援内容
| 支援区分 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 耐震診断 | 県内市町を通じて低額または無料で診断 | プロの耐震診断補強相談士が実施 |
| 補強計画策定 | 県と市町が連携してサポート | 評点1.0以上を目指す設計 |
| 改修工事補助 | 最大115万円 (全世帯共通) |
工事費の8/10補助 |
| 代理受領制度 | 事業者が補助金を直接受領(施主の立替不要) | 初期費用負担を大幅軽減 |
静岡市の木造住宅耐震補強助成事業(TOUKAI-0)
【表3】静岡市の耐震補強助成事業詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象住宅 | 昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた木造戸建て住宅 |
| 要件 | 耐震評点が現状0.7未満で、補強後1.0以上に達する設計 |
| 補助率 | 工事費の8/10 |
| 基本補助上限 | 115万円 |
| 申請受付 | 令和8年4月6日〜令和8年11月30日 |
| 申請窓口 | 建築安全推進課(054-221-1124) |
| 代理受領制度 | あり(施主の初期費用負担を軽減) |
浜松市の木造住宅耐震補強助成事業
浜松市もほぼ同水準の耐震補強助成制度を運用しています。補助率は工事費の8/10で、補助上限は全世帯共通で115万円です。 補強後の耐震評点が1.0以上かつ現状から0.3以上向上することが要件です。
- 浜松市の木造住宅耐震補強助成事業
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- 対象住宅:S56.5.31以前の木造、現状評点0.7未満
- 補助上限:補助上限:115万円(全世帯共通)
- 申請窓口:建築行政課(053-457-2466)
- 代理受領制度:あり
- 耐風改修助成事業も併設(屋根面積あたり24,000円/㎡、補助率23%、上限55.2万円)
※静岡県内のいくつかの市町(富士市や沼津市など)では「一般100万円・高齢者等120万円」という設定を採用していますが、静岡市は世帯を問わず「全世帯共通で上限115万円」という制度になっています。
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省エネ・スマートハウス補助|浜松市が独自に優勢
省エネ・スマートハウス分野では、浜松市が市独自の補助制度を展開しており、静岡市より優勢な状況です。
浜松市スマートハウス補助金
浜松市の目玉である「スマートハウス補助金」は、ZEH+断熱等級6以上の住宅に対して、創エネ・蓄エネ設備の導入を支援する制度です。
【表4】浜松市スマートハウス補助金の詳細(令和8年度・公式公表値)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象住宅 | ZEHかつ断熱等級6以上の住宅(新築・リフォームとも) |
| 対象設備 | ZEH本体、定置用蓄電池、V2H充放電設備、家庭用燃料電池(エネファーム)、太陽熱利用、太陽光発電 |
| 補助上限の目安 | ZEH 20万円、蓄電池 8万円、V2H 8万円、エネファーム 5万円、太陽熱 2万円、太陽光 2万円 |
| 申請受付 | 令和8年5月1日〜令和9年3月15日 |
| 申請窓口 | カーボンニュートラル推進課(053-457-2503) |
| 国制度との併用 | 可(同一設備の二重申請は不可) |
| 注意点 | ZEHレベルの断熱性能を備えていることが前提条件 |
浜松市のスマートハウス補助は、ZEH水準(断熱等性能等級5+一次エネ等級6)以上の住宅性能が前提となるため、リフォーム時には先進的窓リノベ2026事業やみらいエコ住宅2026事業と組み合わせて、住宅性能を引き上げる工事が必要となります。
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監修者:アースコンサルタント
1級建築施工管理技士
1級土木施工管理技士 - 省エネリフォームでは、補助金額だけでなく、住宅全体の性能向上を意識した計画が重要です。断熱性能を高めても、窓や玄関、給湯設備などが古いままでは十分な効果を得られない場合があります。また、浜松市のスマートハウス補助金は一定の住宅性能が条件となるため、補助対象となる設備だけでなく、断熱改修との組み合わせまで含めて検討することが大切です。工事内容によっては国の補助制度との併用も可能なため、施工業者と相談しながら住宅全体の性能を見据えたリフォーム計画を立てることをおすすめします。
静岡市の省エネ補助の状況
静岡市は2024年度をもって「あんしん住まい助成制度」を廃止しており、2026年5月時点では市単独の省エネリフォーム補助は確認できていません(※要確認)。静岡市民が省エネ改修補助を活用する場合、以下の組み合わせが現実的でしょう。
- 静岡市民が省エネ改修補助を活用する場合
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- 国の住宅省エネ2026キャンペーン(先進的窓リノベ・みらいエコ住宅・給湯省エネ)
- 静岡県の省エネ住宅補助制度(県独自で運用される脱炭素関連補助)
- 静岡県の太陽光・蓄電池共同購入事業(県民向けスケールメリット価格)
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静岡市vs浜松市|主要制度の比較
両市の主要リフォーム補助制度を一覧で比較します。お住まいの市の特徴を把握して、最適な制度を活用しましょう。
両市の制度比較表
【表5】静岡市・浜松市 主要制度の比較
| 比較項目 | 静岡市 | 浜松市 |
|---|---|---|
| 耐震改修上限 | 115万円(全世帯共通) | 100万円(高齢者等+20万円で最大120万円) |
| 代理受領制度 | あり(初期費用軽減) | あり |
| 省エネ・スマートハウス補助 | 市独自はなし(国を活用) | あり(ZEH+等級6でスマートハウス補助) |
| 太陽光・蓄電池 | 県の共同購入事業のみ | 市スマートハウス補助に統合 |
| 移住者向け補助 | 空き家改修最大200万円(子育て・移住) | ハマライフ最大100万円 |
| 重度障害者住宅改造 | 日常生活用具給付方式 | 75万円(補助率1/2) |
| バリアフリー上乗せ | R6年度で廃止(介護保険のみ) | 高齢者住宅改造費補助あり |
| アスベスト除去 | 60万円(1/3) | 民間建築物アスベスト対策事業あり(金額は浜松市公式で要確認) |
| ブロック塀撤去 | 10万円(2/3) | 14,000円/m(撤去) |
どちらの市が有利?目的別の評価
3つの典型的なケースで、どちらの市が有利かを評価しました。
- どちらの市が有利?目的別の評価
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- ①耐震改修を最大化したい:両市ほぼ同水準(最大120万円)
- ②太陽光・蓄電池を導入したい:浜松市が圧倒的に有利(スマートハウス補助)
- ③空き家を購入してリフォームしたい:静岡市が有利(最大200万円)
- ④バリアフリー改修を進めたい:浜松市が有利(高齢者住宅改造費補助)
- ⑤重度障害者の住宅改造:浜松市が有利(75万円の定額補助)
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耐震×省エネ同時申請の最強パターン解説
静岡県内では、市の耐震補助と国の省エネ補助は別制度のため、併用可能です。耐震+省エネを同時に行う「最強パターン」を解説します。
パターンA|静岡市の旧耐震木造で大規模改修
静岡市内で築40年超の旧耐震木造住宅を耐震+省エネ改修するケースのシミュレーションです。
【表6】パターンA:静岡市での耐震+省エネ同時申請
| 制度 | 想定補助額 | 対象工事 |
|---|---|---|
| 静岡市:木造耐震補強助成 | 115万円 | 耐震補強工事 |
| 国:先進的窓リノベ2026 | 60〜80万円 | 内窓・玄関ドア断熱 |
| 国:みらいエコ住宅2026 | 30〜60万円 | 外皮断熱・水回り設備 |
| 国:給湯省エネ2026 | 10〜17万円 | エコキュート |
| 合計概算 | 220〜280万円 | 総工事費400〜500万円中の補助率55〜60% |
パターンB|浜松市でZEHレベル改修+耐震
浜松市でZEH水準のフル改修+耐震補強を行うケースのシミュレーションです。
【表7】パターンB:浜松市でのZEH+耐震フル改修
| 制度 | 想定補助額 | 対象工事 |
|---|---|---|
| 浜松市:木造耐震補強助成 | 120万円 | 耐震補強工事 |
| 浜松市:スマートハウス補助金 | 数十万円規模 | 太陽光・蓄電池・V2H・HEMS |
| 国:先進的窓リノベ2026 | 100〜150万円 | 全窓断熱+玄関ドア |
| 国:みらいエコ住宅2026 | 60〜100万円 | 外皮断熱・水回り |
| 国:給湯省エネ2026 | 10〜17万円 | エコキュート |
| 合計概算 | 320〜420万円 | 総工事費700〜900万円規模のZEHリフォーム |
浜松市はZEH+スマートハウスの組み合わせで、補助総額400万円規模を現実的に狙えるのが最大の強みです。住宅性能を新築同等以上に引き上げつつ、太陽光発電による創エネで光熱費ゼロ生活も視野に入ります。
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監修者:アースコンサルタント
1級建築施工管理技士
1級土木施工管理技士 - ※実際の補助額は、住宅の状況や工事内容、各制度の要件によって異なります。利用できる補助制度や補助額は年度ごとの制度改正や予算状況によって変動するため、申請前に自治体や施工業者へ確認することをおすすめします。
同時施工で工事費を圧縮できる相乗効果
耐震補強と断熱改修は、壁を開ける工程が共通するため、同時施工で工事費を最大3割圧縮できる相乗効果があります。
- 同時施工で工事費を圧縮できる相乗効果
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- 足場代の節約(耐震補強と外壁断熱を同時施工)
- 解体・養生・廃材処分の共通化
- 内装の張り替え工程の共通化(壁・天井)
- 職人の手間賃の効率化
補助金の併用とあわせて、トータルコストの大幅な削減が実現できる組み合わせと言えるでしょう。
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監修者:アースコンサルタント
1級建築施工管理技士
1級土木施工管理技士 - 耐震工事と断熱工事は、壁や天井を解体する工程が重なることが多く、別々に施工するよりも同時に進めた方が、足場や解体、内装復旧などの費用を抑えられるケースがあります。ただし、建物の状態によって施工方法は異なり、すべての住宅で同じ効果が得られるわけではありません。現地調査を行ったうえで施工範囲を整理し、補助制度の対象工事も確認しながら計画することが重要です。工事の順序や申請時期を事前に調整しておくことで、施工効率と補助金活用の両方につながります。
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空き家・移住者向け補助|静岡市と浜松市の手厚い支援
両市とも人口減少対策として、空き家活用と移住定住への補助が手厚く設計されています。
静岡市の空き家改修事業補助金
静岡市の空き家改修補助は、両市の補助制度で最も補助額が大きい目玉制度です。
【表8】静岡市 空き家改修事業補助金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助上限(一般) | 最大100万円 |
| 補助上限(子育て・移住) | 最大200万円(対象要件あり) |
| 補助率 | 2/3 |
| 対象物件 | 空き家バンク経由の売買物件 |
| 申請受付 | 令和8年4月〜予算上限到達まで |
| 申請窓口 | 住宅政策課 |
| 国制度との併用 | 可(工事範囲を切り分け) |
※静岡市の空き家改修補助は、空き家バンク登録物件、対象者区分、工事内容によって補助額が分かれています。
「誰でも一般100万円・子育てなら200万円」と読めるため追記
浜松市のハマライフ住宅取得費等助成事業
浜松市の移住者向け制度「ハマライフ」は、市外からの移住者の住宅取得を支援する補助制度です。令和8年度の実施が公式PDFで確認されています。
- 浜松市のハマライフ住宅取得費等助成事業
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- 補助上限:100万円
- 対象:市外から浜松市に移住する世帯(夫婦共50歳未満・市外5年以上居住等の条件あり)
- 申請窓口:浜松市公式の最新案内をご確認ください
移住目的のリフォームでは、静岡市の空き家改修事業補助金(最大200万円)のほうが金額面で有利ですが、浜松市のスマートハウス補助との組み合わせで総合的に有利になるケースもあります。お住まい予定の市の特徴を踏まえて選びましょう。詳細な要件・補助額は各市の公式情報で必ず確認してください。
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申請の進め方と予算消化スケジュール
耐震×省エネを同時に申請する場合の標準的な流れは、①耐震診断(市窓口で無料または低額)→②補強計画策定(静岡県耐震診断補強相談士に依頼)→③市の耐震補助の交付申請(契約・着工前)→④国の住宅省エネ2026補助の登録事業者と工事プラン確定→⑤交付決定→⑥契約・着工→⑦実績報告、という順序です。
補助金は着工前申請が原則のため、計画段階から補助金活用を前提に動くことが重要です。
予算消化のスケジュール感
両市の主要補助制度の予算消化動向を整理しました。
【表9】両市の予算消化スケジュール感
| 制度 | 予算消化の傾向 |
|---|---|
| 静岡市 耐震補助(R8.4.6〜R8.11.30) | 例年7月頃には半分以上消化。4〜6月の申請が安全圏 |
| 浜松市 スマートハウス補助(R8.5.1〜R9.3.15) | 過去実績では年内に上限到達。早期申請推奨 |
| 静岡市 空き家改修補助 | 先着順。移住人気枠は早期消化 |
| 国 住宅省エネ2026キャンペーン | 通年だが先進的窓リノベは夏前に消化加速 |
理想は4〜6月にすべての申請を完了させることです。下半期に駆け込み申請しようとすると、人気の補助金が締切前に終了してしまうリスクが高まります。
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監修者:アースコンサルタント
1級建築施工管理技士
1級土木施工管理技士 - 補助金を利用したリフォームでは、「工事を始めてから申請すればよい」と考えてしまう方も少なくありません。しかし、多くの制度では契約や着工前の申請が条件となっており、手続きの順番を誤ると補助対象外となる可能性があります。また、必要書類の準備や現地調査、見積書の作成には一定の時間がかかります。特に人気の高い補助制度は予算上限に達すると受付終了となるため、リフォームを検討し始めた段階で施工業者や自治体へ相談し、余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。
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国・県・市の3層併用シミュレーション(実例)
築45年木造戸建て・60代世帯・静岡市内のケースで、3層併用の実例シミュレーションを行います。
静岡市・築45年木造・60代世帯のケース
【表10】静岡市3層併用シミュレーション(築45年・60代世帯)
| 工事内容 | 工事費 | 静岡市 | 国(省エネ) | 自己負担 |
|---|---|---|---|---|
| 耐震補強 | 200万円 | 120万円 | - | 80万円 |
| 開口部断熱(内窓5箇所) | 80万円 | - | 約40万円 | 40万円 |
| 浴室・トイレ断熱改修 | 100万円 | - | 約30万円 | 70万円 |
| バリアフリー(手すり等) | 20万円 | 介護保険18万円 | - | 2万円 |
| 合計 | 400万円 | 138万円 | 70万円 | 192万円 |
400万円規模のフルリフォームの実質負担を192万円まで圧縮できます。補助率は約52%という極めて高い水準で、静岡県内のリフォームが「補助金活用前提で計画すると断然有利」と言われる所以がここにあります。
浜松市・築40年木造・子育て世帯のケース
浜松市の場合、スマートハウス補助も加わるため、さらに補助率を高められます。
- 浜松市・築40年木造・子育て世帯のケース
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- 耐震補強200万円 → 浜松市補助120万円
- ZEH水準への外皮・窓断熱200万円 → 国補助120万円
- 太陽光・蓄電池・HEMS導入150万円 → 浜松市スマートハウス補助+国補助で50〜70万円
- 水回りエコ住宅設備100万円 → 国の給湯省エネ+みらいエコ住宅で30〜40万円
総工事費650万円規模の工事で補助総額320〜350万円程度(補助率約50%)の達成が現実的に視野に入ります。
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静岡県内の他市町と業者選びの実務ポイント
静岡市・浜松市以外でも、静岡県内の主要市町では同様のリフォーム補助制度が運用されています。県内全体の動向を把握しておくと、近隣自治体との比較や移住検討にも役立つでしょう。
静岡県内の市町のリフォーム補助制度動向
静岡県内の各市町でも、TOUKAI-0総合支援事業の枠組みで耐震補助が運用されています。なお、静岡県の耐震診断・補強への直接補助は令和7年度で一旦区切りとなり、令和8年度は静岡市・浜松市を含む各市町が独自事業として継続実施する形となっています。
代表例として、沼津市では木造住宅耐震補強助成事業(上限100万円、高齢者世帯は加算で最大120万円)と家具固定補助等が運用されており、藤枝市では省エネ改修推進事業が用意されています。これら以外の県内市町でも、耐震・ブロック塀・空き家・バリアフリーなどの補助制度が設けられています。
省エネ・脱炭素関連は市町ごとに濃淡があり、浜松市が市独自のスマートハウス補助で先行している状況です。今後、静岡市以外の市町でも省エネ系の市独自制度が拡充される可能性があります。
業者選定と申請前のチェックリスト
耐震×省エネ同時申請を成功させるには、両方の専門性を備えた業者の選定と、申請前の準備が極めて重要です。一覧で整理しました。
- 業者選定と申請前のチェックリスト
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- □ 静岡県耐震診断補強相談士の正式登録があり、過去のTOUKAI-0補助活用実績がある
- □ 国の住宅省エネ2026キャンペーン登録事業者でもあり、耐震+省エネ同時施工の実績がある
- □ 補強計画の現状評点・補強後評点を明示し、評点1.0以上の設計を確認
- □ 代理受領制度の活用ノウハウあり(施主の立替え不要)
- □ 浜松市の場合、ZEH+断熱等級6の判定材料を業者と準備
- □ 旧耐震木造住宅(S56.5.31以前)の建築確認年月日と必要書類(登記事項証明書・住民票等)を事前準備
- □ 4〜6月着工を目標にスケジュール組み(予算枯渇リスク回避)
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Q&A|静岡市・浜松市リフォーム補助金のよくある質問
Q1:TOUKAI-0の耐震補助はマンションでも使えますか?
TOUKAI-0は木造戸建て住宅を対象とした制度のため、マンションは原則対象外です。マンションの耐震改修については、別途管理組合経由で県の補助制度を検討する形となります。
Q2:浜松市のスマートハウス補助はリフォームでも使えますか?
はい、リフォームでZEH+断熱等級6以上の住宅性能を達成できれば対象となります。築古住宅の場合は、まず先進的窓リノベやみらいエコ住宅でZEH水準まで引き上げてから、スマートハウス補助で太陽光・蓄電池を組み合わせるのが現実的です。
Q3:静岡市と浜松市、どちらが補助金が手厚いですか?
用途で異なります。耐震は両市同等、省エネ・スマートハウスは浜松市が有利、空き家・移住は静岡市が有利という整理になります。リフォーム内容に応じて、お住まいの市の制度を最大限活用しましょう。
Q4:県と市の補助は併用できますか?
静岡県のTOUKAI-0は市と一体運用されているため、市の窓口経由で活用するのが基本です。県独自の省エネ住宅補助制度もあり、市の補助と併用できるケースが多いですが、同一工事の二重申請は不可です。
Q5:代理受領制度とは何ですか?
補助金を事業者が直接受領する仕組みで、施主の初期費用負担を大幅に軽減できる制度です。両市の耐震補強助成事業で利用可能で、リフォーム費用を補助金額分だけ値引いて施主に請求してくれます。
Q6:申請から補助金受領までどのくらいかかりますか?
申請から交付決定まで1〜2ヶ月、工事完了後の実績報告から振込まで1〜2ヶ月が目安です。代理受領制度を活用すれば、施主が現金を立て替える期間を最小化できます。
Q7:耐震診断は無料で受けられますか?
両市とも、TOUKAI-0総合支援事業の一環として、低額または無料で耐震診断を受けられる仕組みがあります。診断の結果、評点が0.7未満であれば、市の耐震補強助成の対象となります。
Q8:補助金が予算枠に達した場合はどうなりますか?
受付終了となります。とくに浜松市のスマートハウス補助は人気が高く、過去実績では年内に上限到達することが多いため、4〜6月の早期申請が鉄則です。次年度の予算成立まで待つ選択肢もありますが、補助内容や上限額は年度ごとに変動する可能性があります。
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まとめ|静岡県の耐震×省エネは「同時申請」で総額400万円規模
静岡市・浜松市は、全国でも有数の「耐震×省エネが手厚い」自治体です。両市のTOUKAI-0補助(最大120万円)と国の住宅省エネ2026キャンペーン(最大280万円超)を組み合わせれば、戸建てフルリフォームで補助総額300〜400万円規模を現実的に狙えます。
特に浜松市の場合、ZEH+断熱等級6住宅向けのスマートハウス補助があるため、太陽光・蓄電池まで含めた本格的なZEHリフォームを補助金で大幅に圧縮できる魅力があります。一方、静岡市は空き家改修補助(移住・子育てで最大200万円)が手厚いため、中古住宅取得+リフォームの組み合わせに最適でしょう。
いずれの市でも、4〜6月の早期申請が予算枯渇リスクを回避する鉄則です。耐震補強と断熱改修は同時施工で工事費を最大3割圧縮できる相乗効果もあるため、補助金最大化+工事費圧縮の両面で計画的に動くことをおすすめします。
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参考情報源
本記事は2026年5月時点の以下の公的機関・自治体公式情報をもとに作成しています。補助金額・要件は年度の途中で変更される可能性があるため、申請前に必ず最新の公式発表を確認してください。
- 参考情報源
-
- 静岡市公式「木造住宅耐震事業(TOUKAI-0)」
- 静岡市公式「ブロック塀等耐震化促進事業」
- 静岡市公式「新築・リフォーム・賃貸に関する居住支援」
- 静岡市公式「あんしん住まい助成制度廃止のお知らせ」
- 浜松市公式「TOUKAI-0総合支援事業」
- 浜松市公式「スマートハウス・次世代自動車補助金(R8)」
- 浜松市公式「ブロック塀等撤去改善事業」
- 浜松市公式「重度身体障害者住宅改造費助成」
- 浜松市公式「高齢者住宅改造費補助金」
- 浜松市公式「ハマライフ住宅取得費等助成事業」
- 静岡県公式「TOUKAI-0総合支援事業」
- 静岡県公式「令和8年度 省エネ住宅新築等補助制度」
- 国土交通省「住宅省エネ2026キャンペーン」公式
-
監修者:アースコンサルタント
1級建築施工管理技士
1級土木施工管理技士 - アースコンサルタントは、建設業界での現場経験と建設コンサルタントとしての知見を活かし、建築・リフォーム・不動産・補助金分野を中心に記事執筆や監修を行っています。専門的な内容を一般の方にも分かりやすく伝えることを心掛け、実務に基づいた正確で信頼性の高い情報発信を提供しています。
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