漆喰壁は後悔する?メリット・デメリットや費用相場、珪藻土との違いを徹底解説
最終更新日:2026年7月17日
「自然素材の壁にしたい」「おしゃれな塗り壁に憧れる」と考えたとき、候補に挙がることが多いのが漆喰壁です。
漆喰壁は、自然素材ならではの風合いや高いデザイン性に加え、調湿性や消臭性が期待できることから人気を集めています。
一方で、
- 漆喰壁を検討するときに感じやすい不安
-
- 費用が高いって本当?
- ひび割れしやすい?
- 珪藻土とどっちがいい?
- 実際に後悔した人はいる?
といった不安を感じる方も少なくありません。
そこでこの記事では、漆喰壁の特徴やメリット・デメリット、費用相場、後悔しないためのポイントまで分かりやすく解説します。
リフォームなら
なんでも
ご相談ください
- 優良なリフォーム会社を知りたい
- とにかく安くリフォームをしたい
- 価格相場がわからない
- 訪問営業で契約してしまった
- 見積りが適正価格か知りたい
- リフォームすべきかわからない
- 水回りが古くなってきた
- まずは相談だけしたい
- ちょっとした修繕だけ頼みたい
- ハウスメーカーが高すぎた
- もっと生活を快適にしたい
- 補助金を使ってリフォームしたい
漆喰壁とは?
漆喰(しっくい)とは、消石灰を主原料とした自然素材の塗り壁材です。
古くからお城や蔵、古民家などに使われてきた建材で、現在でも住宅の内壁や外壁に採用されています。
漆喰壁には次のような特徴があります。
- 漆喰壁の特徴
-
- 調湿効果が期待できる
- 消臭効果が期待できる
- 耐火性が高い
- 高い耐久性を持つ
- 自然素材ならではの質感を楽しめる
また、クロスにはない独特の風合いがあり、ナチュラルテイストや和モダンの住宅とも相性が良い素材です。
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁のメリット
調湿効果が期待できる
漆喰には湿気を吸収・放出する性質があり、室内の湿度変化を緩やかにする効果が期待できます。
ただし、効果の感じ方は施工面積や室内環境、換気状況などによって異なります。
また、結露やカビを完全に防ぐものではなく、換気や断熱対策も重要です。
消臭効果が期待できる
生活臭やペット臭、タバコ臭などを軽減する効果が期待できるとされています。
ただし、効果は施工面積や臭いの種類、室内環境などによって異なります。
臭いが気になるリビングやトイレに採用されることも多いです。
不燃材料に分類される製品がある(防火性が高い)
漆喰の主原料である消石灰は燃えにくい性質を持っています。
また、既調合漆喰の中には、国土交通大臣認定の不燃材料として認定されている製品もあります。
そのため、防火性を重視する住宅の内装材として採用されることがあります。
ただし、すべての漆喰製品が不燃材料認定を受けているわけではないため、採用時は製品仕様を確認しましょう。
耐久性が高い
適切にメンテナンスを行えば、長期間使用できる素材です。
クロスのように定期的な張り替えが不要な点も魅力といえるでしょう。
自然素材ならではの質感を楽しめる
職人の手仕事によって仕上がるため、一つとして同じ表情にならないのも漆喰壁の魅力です。
-
監修者:
株式会社SKホーム 代表 䕃山昌平
1級建築施工管理技士
住宅リフォーム
建築工事 監修 - 漆喰壁は非常に優れた素材ですが、現場でお客様にお伝えして いるのは「仕上がりを決めるのは下地」ということです。 どれだけ良い漆喰材を使っても、下地の平滑性や強度が不足 していると、数年後にひび割れや剥がれが目立ってしまいます。 特にリフォームで既存クロスの上から漆喰を施工する場合、 クロスの接着状態や下地ボードの状態確認が欠かせません。 新築時と違い、下地の状況は物件ごとに大きく異なるため、 「下地処理にどれくらい費用と工程を割くか」で 仕上がりが変わります。 見積もり時には、材料の種類だけでなく、 下地処理の内容と範囲まで確認することをおすすめします。
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁のデメリット
クロスより費用が高い
材料費だけでなく、職人による手作業が必要なため、クロスより施工費用が高くなります。
工期が長くなりやすい
塗り作業と乾燥時間が必要になるため、クロスの張り替えより工期が長くなる傾向があります。
ひび割れが起こることがある
漆喰壁は、建物の動きや乾燥収縮に加え、季節ごとの温湿度変化や木造住宅の木材の伸縮、塗り厚による乾燥収縮などの影響で、小さなひび割れ(ヘアクラック)が発生することがあります。
ヘアクラックは漆喰の性質上、ある程度避けられない現象とされており、多くは美観への影響が中心で、すぐに性能が大きく低下するものではありません。
ただし、ひび割れが大きい場合や数が急激に増えた場合は、施工業者に点検を依頼すると安心です。
汚れやシミが目立ちやすい
白色の仕上げが多いため、手垢や飲み物のシミなどが目立つ場合があります。
職人の技術によって仕上がりが変わる
塗り壁は、施工技術によって質感や仕上がりに差が出やすい素材です。
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁の費用相場
漆喰壁の費用は、施工面積や下地の状態、使用する材料によって変わります。
漆喰壁の施工費用
| 施工内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 漆喰の塗り替え | 4,000~8,000円/㎡ |
| クロスから漆喰へ変更 | 5,000~10,000円/㎡ |
| 6畳の壁のみ(壁面積約20~30㎡) | 8万~24万円 |
| 6畳の壁・天井 | 15万~30万円 |
| 8畳の壁・天井 | 18万~35万円 |
※費用は下地の状態や使用する材料、地域によって異なります。
特にリフォームでは、既存クロスの撤去、下地の不陸調整、アク止め処理などが必要になる場合があり、下地処理の内容によって費用が変わります。
費用の目安
- 漆喰壁リフォームの費用の目安
-
- 費用を抑えたい場合:既存の下地を活かして部分施工する
- 一般的なリフォーム:6畳の壁・天井で15万~25万円程度
- 高級漆喰やデザイン仕上げ:30万円以上になるケースもある
費用が高くなるケース
- 漆喰壁の費用が高くなるケース
-
- 下地補修が必要な場合
- 天井も施工する場合
- デザイン性の高い仕上げを希望する場合
- 自然素材100%の材料を使用する場合
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁と珪藻土の違い
自然素材の壁材として比較されることが多いのが珪藻土です。
漆喰と珪藻土の比較
| 項目 | 漆喰壁 | 珪藻土 |
|---|---|---|
| 主原料 | 消石灰 | 珪藻の化石 |
| 調湿性 | ○~◎ | ○~◎ |
| 消臭性 | ◎ | ○ |
| 耐久性 | ◎ | ○ |
| 耐水性 | △〜○ | △ |
| 費用 | △ | ○ |
| 質感 | なめらか | ざらっとした質感 |
漆喰壁と珪藻土はどっちがおすすめ?
漆喰と珪藻土はどちらも人気の自然素材ですが、得意なことが異なります。
漆喰壁がおすすめな人
- 漆喰壁がおすすめな人
-
- 耐久性を重視したい
- カビが発生しにくい環境づくりに役立つ壁材を選びたい
- なめらかな質感が好き
- 和モダンな空間にしたい
- メンテナンスの手間をできるだけ減らしたい
漆喰は、消石灰を主原料としているためアルカリ性が強く、カビが発生しにくい環境づくりに役立つとされています。
また、比較的耐久性が高く、長く使いたい方にも向いています。
珪藻土がおすすめな人
- 珪藻土がおすすめな人
-
- 調湿性を重視したい
- 素朴な風合いが好き
- 自然素材の質感を楽しみたい
珪藻土は、独特の質感やデザイン性を楽しみたい方に人気があります。
ただし、商品によって配合や性能が異なるため、調湿性能やメンテナンス性は製品ごとに確認することが大切です。
どちらにも魅力があるため、求める機能やデザインに合わせて選ぶことが大切です。
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁とクロスの違い
漆喰壁とクロスには、それぞれ異なる特徴があります。
| 項目 | 漆喰壁 | クロス |
|---|---|---|
| 費用 | △ | ◎ |
| デザイン性 | ◎ | ○ |
| 耐久性 | ◎ | △ |
| メンテナンス | ○ | △ |
| 施工期間 | △ | ◎ |
| 調湿性 | ○ | △ |
| 消臭性 | ○ | △ |
| 張り替えのしやすさ | △ | ◎ |
漆喰壁がおすすめな人
- 漆喰壁がおすすめな人
-
- 自然素材の風合いを楽しみたい
- デザイン性を重視したい
- 長く住む予定がある
- カビや臭いが気になる
- メンテナンスをしながら長く使いたい
漆喰壁は初期費用こそ高くなりますが、適切にメンテナンスすれば長期間使用できるため、長く住む住宅との相性が良い素材です。
クロスがおすすめな人
- クロスがおすすめな人
-
- 初期費用を抑えたい
- 短期間でリフォームしたい
- 汚れたら気軽に張り替えたい
- デザインを定期的に変えたい
- 賃貸住宅や将来的な売却を考えている
クロスは施工費用が比較的安く、工期も短いため、コストを重視する場合に向いています。
初期費用を抑えたいならクロス、長く使いたいなら漆喰壁が向いているといえるでしょう。
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁で後悔したという声は本当?
「漆喰壁にして後悔した」という声もありますが、その多くは素材の特徴を理解せずに採用したケースです。
費用が思ったより高かった
クロスと比べて施工費用が高く、予算オーバーになるケースがあります。
汚れが目立った
真っ白な壁をイメージしていたものの、手垢やシミが気になったという声があります。
ひび割れが気になった
ヘアクラックを「施工不良」と思ってしまい、後悔につながるケースもあります。
工期が長かった
塗りと乾燥に時間がかかるため、想像よりリフォーム期間が長く感じることがあります。
想像していた質感と違った
塗りムラやコテ跡も漆喰の魅力ですが、人によっては「イメージと違った」と感じることもあります。
-
監修者:
株式会社SKホーム 代表 䕃山昌平
1級建築施工管理技士
住宅リフォーム
建築工事 監修 - 漆喰壁で「後悔した」というお声の多くは、 素材そのものの問題ではなく、 「事前の理解と説明が不十分だった」ケースが大半です。 たとえばヘアクラック(髪の毛程度の細いひび割れ)は、 漆喰の乾燥収縮や建物の動き、季節ごとの温湿度変化などに よって、ある程度は発生するものです。 これを「不具合」と捉えるか「経年の味わい」と捉えるかで、 印象が大きく変わります。 現場を任される立場から申し上げると、 契約前に「サンプルの実物を触って確認する」ことと、 「ヘアクラックや色ムラの許容範囲を業者と共有する」ことは、 後悔しないために非常に大切です。 漆喰壁は、施工場所ごとに向き不向きがある素材でもあります。 見た目の好みだけでなく、汚れやすさ、補修のしやすさ、 水はねの有無まで含めて、「どの部屋に、どのように施工するか」 を業者と一緒に確認することをおすすめします。
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁はどこに施工するのがおすすめ?
漆喰壁は、リビングや寝室、トイレなど「湿気や臭いが気になる場所」と特に相性が良い一方、水が直接かかる場所では施工方法を工夫することが大切です。
リビング(★★★★★)
最も人気が高い施工場所です。
自然素材ならではの風合いやデザイン性を活かしやすく、家族が長時間過ごす空間を快適にできます。
また、生活臭が気になりやすいLDKでは、消臭効果が期待できる点もメリットです。
寝室(★★★★★)
調湿効果や消臭効果が期待できるため、寝室との相性も良いとされています。
湿気や寝汗による不快感を軽減しやすく、落ち着いた空間をつくりたい方にもおすすめです。
トイレ(★★★★☆)
生活臭がこもりやすい場所のため、漆喰壁を採用するケースがあります。
比較的狭い空間のため施工費用を抑えやすく、自然素材を取り入れやすい場所でもあります。
子ども部屋(★★★★☆)
自然素材を取り入れたい方に人気です。
クロスにはないやわらかな風合いがあり、長く使う子ども部屋のアクセントとして採用されることもあります。
洗面所(★★★☆☆ 水はねに注意)
洗面所にも採用されることがあります。
漆喰には調湿効果が期待できるため、湿気がこもりやすい空間との相性は比較的良いとされています。
ただし、洗面台まわりなど水が直接かかりやすい場所では、汚れやシミが付きやすくなることがあるため注意が必要です。
水はねが多い部分には、タイルやキッチンパネルなどを併用する方法もあります。
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁はDIYできる?
DIY用の漆喰も販売されており、トイレやアクセント壁など小面積であればDIYも可能です。
ただし、下地処理は仕上がりを大きく左右する部分で、素人判断が難しく、施工後のひび割れや剥離の原因の多くはここにあります。
広い面積や天井、下地調整が必要な場所は、専門業者への依頼をおすすめします。
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁のメンテナンス方法
漆喰壁は比較的メンテナンスしやすい素材ですが、汚れやひび割れを放置すると見た目が悪くなるだけでなく、劣化が進む原因になることもあります。
日頃のお手入れ方法を知っておけば、長くきれいな状態を保ちやすくなります。
軽い汚れは消しゴムやサンドペーパーで落とす
手垢や鉛筆の跡などの軽い汚れであれば、消しゴムや、仕上げに合った番手のサンドペーパーで落とせる場合があります。
粗めの仕上げでは#120〜#240程度、平滑な仕上げでは#280〜#800程度の範囲で、まず目立たない場所から軽く試しましょう。
小さなひび割れは補修材で補修できる
髪の毛ほどの細い「ヘアクラック」と呼ばれるひび割れは、漆喰壁では珍しいものではありません。
建物の乾燥収縮やわずかな動きによって発生することが多く、すぐに大きな問題になるケースは少ないでしょう。
小さなひび割れであれば、市販の漆喰補修材やコーキング材を使って補修できます。
ただし、
- 専門業者へ相談した方がよいひび割れ
-
- 幅が広いひび割れ
- 同じ場所に何度もひびが入る
- 雨漏りや下地の劣化が疑われる
場合は、専門業者へ相談することをおすすめします。
広範囲の汚れやひび割れは塗り直しを検討する
長年使用していると、
- 塗り直しを検討する劣化症状
-
- 黄ばみ
- 広範囲のシミ
- 大きなひび割れ
- 剥がれ
が発生することがあります。
部分補修で対応できない場合は、塗り直しを検討しましょう。
漆喰の塗り直し費用の目安は、4,000~8,000円/㎡程度です。
下地補修が必要な場合は、さらに費用がかかることがあります。
漆喰壁を長持ちさせるポイント
漆喰壁を長くきれいに使うためには、
- 漆喰壁を長持ちさせるポイント
-
- 室内を適度に換気する
- 結露を放置しない
- 汚れを見つけたら早めに掃除する
- 大きなひび割れは早めに補修する
ことが大切です。
適切にメンテナンスを行えば、漆喰壁は長期間にわたって自然素材ならではの美しい風合いを楽しめるでしょう。
\ 施工会社を探したい!/
漆喰壁に関するよくある質問
漆喰壁の寿命は何年ですか?
適切にメンテナンスを行えば、長期間使用できる素材です。
漆喰壁はカビが生えませんか?
カビが発生しにくい性質がありますが、換気不足や結露が続くとカビが発生することもあります。
漆喰壁は汚れやすいですか?
白色のため汚れが目立つことがありますが、軽い汚れなら補修できる場合があります。
漆喰壁はDIYできますか?
小規模な施工なら可能ですが、仕上がりを重視する場合はプロへの依頼がおすすめです。
漆喰と珪藻土はどちらがおすすめですか?
耐久性を重視するなら漆喰、調湿性を重視するなら珪藻土が向いています。
漆喰壁はひび割れしますか?
漆喰壁は、建物の動きや乾燥収縮によって小さなひび割れが起こることがあります。
髪の毛ほどの細いヘアクラックであれば大きな問題にならないことも多いですが、幅の広いひび割れや何度も同じ場所に出るひび割れは、下地や建物側の問題が隠れている可能性があるため専門業者に相談しましょう。
漆喰壁のメンテナンス費用はいくらですか?
軽い汚れや小さなひび割れであれば、市販の補修材で対応できる場合があります。
広範囲の塗り直しを行う場合は、4,000~8,000円/㎡程度が目安です。
下地補修が必要な場合は、追加費用がかかることがあります。
\ 施工会社を探したい!/
まとめ
漆喰壁の特徴まとめ
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| デザイン性 | 自然素材ならではの風合いがある |
| 耐久性 | 適切にメンテナンスすれば長く使える |
| 費用 | クロスより高い |
| メンテナンス | 軽い汚れや小さなひび割れは補修できる |
| おすすめな人 | 自然素材や塗り壁にこだわりたい人 |
漆喰壁は、自然素材ならではの風合いや高いデザイン性、耐久性を兼ね備えた魅力的な壁材です。
一方で、クロスより費用が高く、汚れやひび割れへの理解も必要になります。
メリット・デメリットを理解したうえで、自分の暮らしや予算に合った壁材を選びましょう。
-
監修者:
株式会社SKホーム 代表 䕃山昌平
1級建築施工管理技士
住宅リフォーム
建築工事 監修 -
サイト
建設業界歴20年。現場管理からキャリアをスタートし、
現在は工務店代表として、公共工事、鉄道建築、新築、
リフォーム、テナント工事、病院・福祉施設まで、
幅広い建築案件を手がける。現場と経営の両視点から、
住宅・建築分野の記事監修を行っている。
関連タグ:
リフォームなら
なんでも
ご相談ください
- 優良なリフォーム会社を知りたい
- とにかく安くリフォームをしたい
- 価格相場がわからない
- 訪問営業で契約してしまった
- 見積りが適正価格か知りたい
- リフォームすべきかわからない
- 水回りが古くなってきた
- まずは相談だけしたい
- ちょっとした修繕だけ頼みたい
- ハウスメーカーが高すぎた
- もっと生活を快適にしたい
- 補助金を使ってリフォームしたい





