
モルタル床は「無機質でおしゃれ」「自宅がカフェみたい」「掃除がラク」といった魅力があり、最近店舗や自宅のリフォームで人気が高まっています。
ただ「費用はどれくらい?」「施工は何日ほど?」「ひび割れや滑りやすさは大丈夫?」など疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、モルタル床の種類ごとの特徴や費用相場、選び方のポイント、施工期間の目安などを詳しく説明します。
役立つ情報が満載ですから、ぜひ参考にしてください。
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モルタル床とは?無機質で美しい仕上がりの魅力と実用性

近年住宅や店舗の床材として注目を集めているのが「モルタル床」です。
無機質でスタイリッシュな印象が特徴で、デザイン性を重視する方に人気があります。
ここではモルタル床を検討している方のために、費用相場や種類、施工工程、失敗しないポイントなどを説明します。
モルタル床の基本構造と特徴について
モルタル床はセメントと砂、水を混ぜ合わせて作られる仕上げ材であり、施工時には下地のコンクリートに直接塗りつけて床面を形成します。
硬化後には独特の質感とマットな風合いが生まれ、シームレスで一体感のある空間づくりに最適です。
モルタルは耐久性があり、摩耗や衝撃にも比較的強いため、住宅の土間や店舗、工場など幅広い用途に適しています。
仕上げ方には「金ゴテ仕上げ」や「刷毛引き仕上げ」などがあり、それぞれ質感や見た目の印象が異なります。
モルタル床には防水性が低いという面があるため、使用場所や用途に応じてシーラーやトップコートなどの仕上げ処理を行うことが必要です。
このような構造や特徴を理解したうえで、モルタル床の魅力を最大限に活かせるでしょう。
他の床材との違いと比較ポイント
| 項目 | モルタル床 | フローリング | タイル | クッションフロア |
|---|---|---|---|---|
| 空間の印象 | ◎ 無機質でスタイリッシュ | ◎ 木の温もりが魅力 | ○ 高級感はあるが冷たい印象 | ○ デザインが豊富で手軽 |
| クッション性 | ▲ 硬くて衝撃に注意 | ◎ やわらかく足に優しい | ▲ 非常に硬い | ◎ 歩きやすく転倒にも安心 |
| 掃除のしやすさ | ◎ 継ぎ目がなく掃除が簡単 | ○ 溝にホコリが溜まりやすい | ◎ 水拭きしやすい | ○ 汚れは取れるが傷に弱い |
| 傷・凹みに強いか | ◎ 傷や凹みにとても強い | ▲ 傷がつきやすい | ◎ 非常に強い | ▲ 凹みやすく劣化しやすい |
モルタル床は、フローリング・タイル・クッションフロアなどとは異なる特徴を持っています。
フローリングやタイルと比べて継ぎ目がないため、空間に一体感をもたらします。。
また硬くて傷つきにくいため、重い家具を置いても凹みません。ただしクッション性に欠けるため、長時間の立ち仕事や転倒時の衝撃には注意が必要でしょう。
フローリングが持つ温かみや柔らかさ、クッションフロアの手軽さとは異なり、モルタル床は無機質で落ち着いた印象を持ち、デザイン性を優先する方に最適です。
監修者:弘中 純一
一級建築士
宅地建物取引士- モルタルは、ひび割れがしやすい点に注意が必要です。ひび割れのしやすい下地の場合や、できるだけひび割れを防ぎたい場合は、ひび割れ防止の対策も必要になってきます。
モルタル床が注目されるようになった背景
モルタル床が近年注目されるようになった背景には、ライフスタイルや価値観の変化が大きく影響しています。
特にシンプルで無駄のない美しさを求める方が増え、すっきりしたミニマルインテリアが好まれる傾向です。
多くのデザイナーや建築家もモルタル床の持つ無機質で洗練されたデザインを評価し、SNSやインテリア雑誌などでモルタル床を取り上げています。
リノベーションブームの高まりも影響し、従来の床材に代わる新しい床材としてモルタル床が注目されています。
監修者:弘中 純一
一級建築士
宅地建物取引士- 建築材料としての「モルタル」は古くからあったもので、現代のセメントモルタルが建築材料となったのも100年以上前のことになります。
監修者:弘中 純一
一級建築士
宅地建物取引士- また日本家屋には昔から「土間」と言われる空間がありましたが、土間の床に使われる素材が「三和土(たたき)」と言われるものでした。やがて「三和土(たたき)」に代わってセメントモルタルが土間に使用されるようになり、現代においてモルタルが再び注目される素材となっています。
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モルタル床の費用相場

モルタル床のリフォームを考えるうえで、最も気になるのが施工にかかる費用です。
仕上げ方や使用材料、施工面積などによって費用は大きく変動します。
ここでは一般的な費用相場や、グレード別の価格帯について詳しく解説していきます。
モルタル床リフォームの費用相場とは?
モルタル床のリフォームを検討する際、気になるのが施工にかかる費用です。
一般的な相場としては、1㎡あたり1,500円から5,000円程度が目安とされています。
この金額には使用するモルタルの種類や厚みに応じた材料費、施工に必要な作業工程などが含まれています。
施工される厚みは、5mmから40mm程度が一般的ですが、厚さが増すとそれに比例して手間も増え、費用が高くなります。
たとえば厚みのあるモルタルを均一に仕上げるには、左官職人による繊細な作業が必要になり、余分な時間と人手が必要です。
さらに現場の状態や周囲の環境によっても費用に差が生じることがあります。
施工箇所が入り組んだ形状であったり、既存の床の撤去が必要な場合には、その分の工程が加わり、工賃が上乗せされます。
より正確な見積もりを知りたい場合には、複数のリフォーム業者に相談して、現地調査のうえで費用を比較検討することが大切です。
予算に合わせたグレード別の価格帯

| グレード | 価格帯(坪あたり) | 特徴・用途例 |
|---|---|---|
| シンプル(金ゴテ仕上げ) | 2万〜3万円 | ベーシックな仕上げ。住宅の玄関土間や一般的な床に適する。 |
| 中間グレード(カラーモルタル) | 3.5万〜5万円 | 顔料を混ぜて色付け。個性的な空間づくりに向いている。 |
| 高級グレード(アートモルタル・研ぎ出し・樹脂コーティング) | 6万円以上 | 高級感のある仕上げ。店舗やリビングなど見た目重視の場所におすすめ。 |
モルタル床は、グレードによって価格帯が大きく異なります。
もっともシンプルな「金ゴテ仕上げ」は、坪あたり2万〜3万円前後が目安です。
中間グレードの「カラーモルタル仕上げ」はカラー顔料を混ぜたもので、坪3.5万〜5万円程で施工できます。
高級志向のアートモルタル・研ぎ出し加工・樹脂コーティングなどは、坪6万円以上かかります。 使途によっても違いはあり、たとえば玄関や水回りなど傷みやすい場所では、防汚性や防水性が重視され、リビングや店舗では見た目の美しさが好まれます。
施工業者としっかり打ち合わせを行い、必要な性能とデザインのバランスを取ったグレードを選ぶことが大切です。
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モルタル床の種類と種類別参考価格

モルタル床には主に3つの仕上げ方法があり、特徴や価格の違いがあります。
空間の雰囲気や耐久性・清掃性にも影響が出るため、用途に応じた適切な選択が必要です。
ここでは、「それぞれの価格帯」と「見た目にこだわる場合の追加費用」「住宅や店舗で選ばれやすい人気仕上げ」について説明します。
金ゴテ仕上げ・刷毛引き・防塵塗装の違いと価格感
| 仕上げ<br>方法 | 特徴 | 用途例 | 価格目安(坪単価) |
|---|---|---|---|
| 金ゴテ仕上げ | 表面を平滑に仕上げ、無機質でスタイリッシュな印象になる。 | 住宅、店舗など幅広く使用 | 2万円〜3万円前後 |
| 刷毛引き仕上げ | 刷毛で細かな凹凸をつけて滑りにくくする。 | 工場、ガレージなど滑り止めが必要な場所 | 2万円〜3万円程度 |
| 防塵塗装仕上げ | 表面に塗料を塗って粉塵発生を防ぎ、耐久性・清掃性を高める。 | 倉庫、作業場など | 2万円〜4万円程度 |
モルタル床の代表的な仕上げ方法には「金ゴテ仕上げ」「刷毛引き仕上げ」「防塵塗装仕上げ」があります。
それぞれの方法は表面の仕上がりや機能性に違いがあり、用途や好みに応じて選ぶことが重要です。
「金ゴテ仕上げ」は表面を平滑に仕上げる方法で、無機質でスタイリッシュな印象に仕上がるため、住宅や店舗など幅広く使われています。
費用は比較的リーズナブルで、坪あたり2万〜3万円前後が相場です。
「刷毛引き仕上げ」は刷毛で表面に細かな凹凸をつけることで滑りにくくし、工場やガレージなど滑り止めが必要な場面に向いています。
「防塵塗装仕上げ」は、モルタル表面に塗料を塗布して粉塵の発生を防ぎ、耐久性や清掃性を高めます。倉庫や作業場などに多く採用され、坪2万〜4万円程が目安です。
見た目にこだわる仕上げとその追加コスト

| 仕上げ方法 | 特徴 | 用途例 | 追加コスト目安(坪単価) |
|---|---|---|---|
| アートモルタル | 顔料を混ぜて模様を描き、グラデーションやマーブル模様を表現する技法。高度な技術が必要。 | 店舗、ギャラリーなど | 5万円〜8万円 |
| 研ぎ出し加工 | 石や骨材を混ぜて研磨し、表面に模様を浮かび上がらせる。高級感のある仕上がりが特徴。 | 高級住宅、商業施設など | 6万円〜9万円 |
モルタル床に「アートモルタル」や「研ぎ出し加工」を加えると、見た目の印象が良くデザイン性が向上します。
「アートモルタル」は顔料を混ぜて模様を描いたり、グラデーションやマーブル模様などを再現したりする手法で、店舗やギャラリーなどで多く用いられています。
このような仕上げは高度な技術が必要で、坪5万〜8万円が相場です。
「研ぎ出し加工」はモルタルに石や骨材を混ぜて研磨し、表面に模様を浮かび上がらせる方法です。高級感のある仕上がりになり、坪6万〜9万円と高額になります。
追加の仕様を加えることで、空間全体の印象が格段に向上しますが、コストとのバランスを見極めながら選ぶことが重要です。
店舗・住宅で選ばれる人気仕上げの傾向と価格相場

| 建物用途 | 人気の仕上げ方法 | 特徴・理由 | 価格相場(坪単価) |
|---|---|---|---|
| 住宅 | 金ゴテ仕上げ、カラーモルタル | シンプルで落ち着いた印象。個性を出したい場合はカラーモルタルが増加中。 | 2万円〜5万円 |
| 店舗 | アートモルタル、着色モルタル、防塵塗装、コーティング仕上げ | ブランドイメージや業態に応じて選択。飲食店は清掃性・耐久性重視。 | 3万円〜8万円 |
モルタル床を取り入れた住宅と店舗では、ふさわしい仕上げ方法が異なります。
住宅では玄関土間・キッチン・リビングの一部などでモルタル床が使われ、シンプルで落ち着いた印象が人気です。
最近ではカラー顔料を混ぜたカラーモルタルも好評で、空間に個性を出したい方に選ばれています。
店舗ではブランドイメージや業態に応じて仕上げ方法が選ばれますが、特にアパレルやカフェなどではアートモルタルや着色モルタルの採用が目立ちます。
飲食店では清掃性や耐久性を重視して、防塵塗装やコーティング仕上げが多いです。
価格相場は住宅用が坪2万〜5万円、店舗用が坪3万〜8万円で少し高めです。
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モルタル床のリフォーム費用で後悔しないポイント

モルタル床のリフォームでは、費用がいくらぐらいになるのか気になるところです。
同じモルタル床でも、施工前の状況や環境によってかかる費用は大きく異なります。
また施工業者の選び方や見積もりの比較を適切に行わないと、予算オーバーやトラブルにつながることもあります。
ここでは、費用で後悔しないために押さえておきたいポイント3つを説明します。
下地の状態と費用が大きく変わる関係性
モルタル床のリフォーム費用は、下地の状態次第で大きく変わります。
もともとの床の劣化・ひび割れ・凹みがある場合は、その補修に追加費用がかかります。
たとえば既存のモルタルが剥がれかけている場合は、古い部分の除去作業だけでなく、下地の平滑化や強度を高める処理も必要です。
後で予想外の追加費用を出さないためには、信頼できる業者に事前の下地調査をしっかり行ってもらうことが何より重要です。
施工エリアの環境が費用に与える影響
施工する場所の環境も、費用と密接な関係です。
たとえば「2階以上や地下室など搬入や作業が難しい場所」や「家具の多い部屋」は、作業効率が落ちて人件費が上がります。
また施工時の気温・湿度は乾燥時間や養生期間に影響するため、工期が延びれば全体のコスト増加につながります。
このような環境がもたらす施工費用の増額について、業者にしっかり説明してもらうことが大切です。
相見積もりと業者選びで費用トラブルを防ぐコツ
モルタル床リフォームで費用トラブルを避けるには、相見積もりが欠かせません。
複数の業者に見積もりを依頼し、費用だけでなく施工内容や保証についても比較しましょう。
値段に惹かれて安すぎる業者と契約すると、手抜き工事や追加費用が発生するリスクがあります。
見積もりの際は、業者が「内容の説明を丁寧に行ってくれるか」「疑問点にきちんと答えてくれるか」などをチェックしましょう。
また業者の実績や評判、施工事例を確認することも重要です。
契約書を交わす際には、工期や費用、保証内容を書面でしっかり確認しておくと安心です。
費用トラブルを避けるためには、業者選びが鍵となります。
監修者:弘中 純一
一級建築士
宅地建物取引士- 見積もりをするリフォーム業者が直接施工することは少なく、ほとんどは下請けの「左官工事店」などが実際に現場での作業を行います。そのため、施工管理をしっかりやってくれるリフォーム業者かどうかの見極めも重要です。
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モルタル床の仕上げ方法とそのメリット・デメリット
モルタル床は仕上げ方法によって特徴が異なります。
どの種類を選ぶかで見た目や機能性、費用感が変わるため、目的や環境に合わせた選択が重要です。
ここでは代表的な仕上げの種類ごとにメリットとデメリットを比較し、選ぶ際のポイントを説明します。
金ゴテ・左官仕上げ・セルフレベリング材の特徴比較
| 仕上げ方法 | 特徴 | メリット | デメリット | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| 金ゴテ仕上げ | 表面を平滑に仕上げるシンプルで無機質な見た目 | 耐久性が高くメンテナンスしやすい | デザインの幅は限定的 | 住宅・店舗の土間 |
| 左官仕上げ | 職人が手作業で塗り、微妙な凹凸や風合いが出せる | 独特の質感があり温かみのある仕上がりになる | 仕上がりにムラが出ることがあり施工が難しい | デザイン性を求める空間 |
| セルフレベリング材 | 液状で流し込むタイプで厚みが均一 | 施工時間が短く平滑な床面が得られる | 衝撃に弱い場合があり用途を選ぶ必要がある | 施工効率が求められる現場など |
モルタル床の代表的な仕上げ方法には「金ゴテ仕上げ」「左官仕上げ」「セルフレベリング材」があります。
「金ゴテ仕上げ」は表面を平滑に仕上げる方法で、シンプルで無機質な見た目が特徴です。
耐久性が高く、メンテナンスもしやすいため、住宅や店舗の土間に広く使われています。
「左官仕上げ」は職人が手作業で塗り上げるため、微妙な凹凸や風合いが魅力です。
ただし仕上がりにムラが出ることもあり、施工に技術を要します。
セルフレベリング材は液状で流し込むタイプで、厚みを均一に保てるのが強みです。
短い施工時間で平滑な床面に仕上がりますが、衝撃に弱い場合もあるため用途を選ぶ必要があります。
デザイン性・耐久性・滑りやすさをどう評価するか
モルタル床を選ぶときは、デザイン性だけでなく耐久性や安全性も大切です。
デザインの面では、「金ゴテ仕上げのマットでシンプルな質感」「左官仕上げの自然な風合い」「セルフレベリング材の均一な光沢」とそれぞれ特徴があります。
耐久性は、施工厚や素材の配合によって変わりますが、金ゴテ仕上げは硬く傷つきにくい点がメリットです。
滑りやすさについては、「刷毛引き仕上げ」や「防塵塗装仕上げ」を組み合わせることで安全性を高められます。
特に水回りや工場など滑りやすい場所では、この対策が必要です。
監修者:弘中 純一
一級建築士
宅地建物取引士- 仕上がりのイメージを言葉だけで理解するのは難しい面があります。リフォーム業者に依頼して、見本を用意してもらい確認することもよい方法です。このような依頼に快く対応してくれる業者かどうか、業者選定する際の見極めにも役立つでしょう。
生活動線や使用目的に合った適切な選定方法
モルタル床の種類を選ぶ際には、生活動線や利用シーンに合わせることが重要です。
たとえば住宅のリビングや玄関は人の往来が多いため、硬く耐久性に強い「金ゴテ仕上げ」が適しています。
店舗やカフェなどデザイン重視の空間では、「アートモルタル」や「左官仕上げ」のように表情豊かな仕上げを選ぶケースが多いです。
また工場やガレージのように安全性が優先される場所では、滑り止め効果のある仕上げを選ぶことが必須でしょう。
このように施工する場所に適した仕上げを選ぶことが、満足できるポイントです。
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モルタル床の施工までの主な日数と流れ
ここでは現地調査から仕上げまでの一般的な流れや所要日数を解説します。
各工程をしっかり理解しておくことで、スムーズな工事進行や予期せぬトラブルを避けられるでしょう。
現地調査から完成までの一般的な工程
モルタル床の施工はまず現地調査が必要です。
現場の床の状態や下地の強度、湿気の有無などを確認し、適切な施工方法を検討します。
その後必要なら下地処理として古い塗装の剥離や補修作業を行います。
次にモルタルの配合や仕上げ方法を決定し、実際の塗り付け作業の開始です。
施工中は均一な厚みを保つために職人が丁寧に作業し、仕上げ後は養生期間を設けて乾燥させます。
最後に必要に応じてトップコートや保護層を塗り、完成です。
通常は現地調査から完成まで約1週間から10日程度かかります。
養生期間や乾燥時間を考慮したスケジュール管理
モルタル床施工では、養生期間が非常に重要です。
モルタルが硬化し安定するまでに最低でも数日間は乾燥時間が必要になります。
この期間を短縮しすぎると、ひび割れや剥離の原因になるため注意しなければなりません。
施工スケジュールを組む際は、乾燥や湿度の影響も念頭に置いて計画を立てることが大切です。
特に梅雨時や冬場は乾燥に時間がかかるため、施工開始前に天候もチェックしておきましょう。
適切なスケジューリングは仕上がりの品質にも直結します。
工期短縮のコツと注意点
モルタル床の工期を短縮したい場合は、3つのポイントがあります。
まず現地調査と準備作業を段取り良く迅速に進めることが肝心です。
次に、施工中は効率的に人員を配置し、同時進行できる工程を検討しましょう。
乾燥期間の短縮には、適切な換気や除湿器の利用が効果的ですが、無理に急ぐと品質が落ちるリスクがあるので注意しなければなりません。
工期短縮は顧客の希望が多いですが、仕上がりの美しさと耐久性を損なわないことが最も大切です。
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モルタル床を導入するメリットと注意点
モルタル床はその無機質で洗練された見た目から、多くの住宅や店舗で採用されています。
ただ施工やメンテナンスには注意しなければいけない点もあります。
ここではモルタル床を取り入れるメリットと共に、注意点についても説明しましょう。
空間の印象を一変させる高いデザイン性
モルタル床の最大の魅力の一つは、そのデザイン性の高さにあります。
無機質でシンプルな風合いが空間に落ち着きと洗練された雰囲気をもたらします。
また色味や仕上げ方によって様々な表情をつくり出せるため、幅広いインテリアスタイルにも対応可能です。
たとえば「金ゴテ仕上げ」の平滑な表面はモダンな印象を与える一方、「刷毛引き仕上げ」は自然な凹凸で温かみが演出できます。
このような個性的な空間づくりが、来客に好印象を与える効果があります。
フローリングやクッションフロアなど他の床材では得られない独特の存在感があるため、デザインを重視する方には特におすすめです。
汚れにくく掃除がしやすいという利点
モルタル床は汚れが付きにくく、掃除がしやすい点も人気の理由です。
継ぎ目がないため、ホコリやゴミがたまりにくく、日常的な掃除が簡単に行えます。
水や洗剤を使っても耐久性があり、掃除機やモップ掛けで手軽にメンテナンスできる点がメリットです。
また防塵塗装やコーティングを施すことでさらに汚れに強くなり、油汚れや色移りにも対応できます。。
このため店舗や工場など、清潔さが求められる場所でも向いています。
ひび割れ・剥離のリスクとその対策

一方でモルタル床にはひび割れや剥離といったリスクもあります。
主に乾燥不良や下地の状態が悪い場合に起こりやすい問題です。
施工時の温度や湿度の管理が不十分だと、モルタルの硬化が均一に進まず、ひび割れが生じます。
また下地に不適切な材料や汚れがあると、モルタルが剥がれてしまうこともあります。
このようなトラブルを防ぐには、事前の下地調査・適切な補修・適切な養生期間の確保が欠かせません。
信頼できる業者による施工は、品質管理が徹底されるので安心です。
監修者:弘中 純一
一級建築士
宅地建物取引士- ひび割れの大きな原因は、モルタルの乾燥収縮によるものであり、その影響を抑制する方法があります。例えば、ワイヤーメッシュやグラスファイバーメッシュを使う方法などがあり、リフォーム業者と相談し適切な対策をすることもよいでしょう。
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モルタル床に適した場所と活用アイデア
モルタル床はその特性からさまざまな場所で活用できます。
用途や環境に合わせて適切に選ぶことで、その魅力を最大限に引き出せるでしょう。
ここでは代表的な活用シーンを紹介しながら、モルタル床が選ばれる理由を説明します。
玄関土間やアプローチに最適な理由
玄関土間やアプローチには、耐久性とデザイン性を兼ね備えた床材が求められます。
モルタル床は硬くて傷つきにくく、重いものを置いても凹みにくいです。
さらに無機質な質感がシンプルで落ち着いた印象を与え、家の第一印象を引き締めます。
継ぎ目がないため雨や泥の汚れを拭き取りやすく、トップコートを施せばさらに耐水性が高まります。
店舗やカフェ空間でのスタイリッシュな演出
店舗やカフェの空間づくりでは、独自のブランドイメージを伝えることが重要です。
モルタル床はシームレスで広がりを感じさせるため、空間全体をスタイリッシュに演出できます。
特に「金ゴテ仕上げ」「アートモルタル」は、洗練されたモダンな雰囲気が生まれます。
また耐久性が高く掃除しやすいため、多くの人が訪れる場所でも衛生的です。
店舗のコンセプトに合わせて、カラーや模様のカスタマイズが自由にできるため、カフェやアパレルショップなどでの採用が多いです。
水回りやガレージなど実用重視の活用例
水回りやガレージなど湿気や汚れがつきやすい場所では、耐久性と機能性にすぐれたモルタル床は最適です。
特にガレージでは、耐摩耗性があるため車の出入りや重機の使用に効果的です。
掃除も簡単にできるので、日常的にメンテナンスがしやすいのも実用的です。
モルタル床は防塵塗装や防水コーティングを施すことで、さらに湿気や汚れに強くなり、また「刷毛引き仕上げ」を選べば防滑性も増し安全です。
このような特徴を備えたモルタル床は、水回りやガレージなどの実用性重視の空間に多く利用されています。
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モルタル床のメンテナンスと長持ちさせるコツ
モルタル床は耐久性に優れていますが、長く美しさを保つためには適切なメンテナンスが欠かせません。
日常の手入れ方法やトラブル時の対処法、そして専門的なコーティングの再施工について知っておくことで、床材の寿命を延ばせます。
ここでは具体的なメンテナンスのポイントを3つ紹介します。
定期的な清掃と適切な洗剤の選び方

モルタル床をきれいに保つためには、日常的な清掃が大切です。
掃き掃除や軽い水拭きでホコリや汚れをこまめに取り除くことを習慣にしましょう。
洗剤を使う場合は、中性タイプを選ぶことをおすすめします。
強い酸性やアルカリ性の洗剤は、モルタルの表面を傷める可能性があるため避けなければなりません。
洗剤使用後はよく水拭きをして成分を残さないことが大切です。
普段の掃除が、汚れの蓄積を防ぎ、美観が長く続きます。
ひび割れや剥離の予防と対処法
モルタル床は経年や環境の変化でひび割れや剥離が起きることがあります。
これを防ぐためには、施工時の下地処理が非常に重要です。
十分な乾燥・適切な材料選び・気温や湿度の管理などを徹底します。
ひび割れを見つけたら早めに補修を行い、放置しないことが大切です。
剥離が発生した場合は、専門の業者に相談して部分的に再施工すると良いでしょう。
日頃の点検を怠らず、トラブルの芽を早めに摘むことで、大きな修繕費用を抑えられます。
コーティングの再施工タイミングと業者選びのポイント

モルタル床の仕上げとして施されるコーティングは、床材の美観や機能性を維持するために欠かせない重要な処理です。
しかし経年によって徐々に劣化が進むため、一定のサイクルで再施工する必要があります。
使用環境や歩行頻度によりますが、一般的には3〜5年ごとに見直すのが適切とされています。
特に飲食店や土足利用の店舗などでは摩耗が激しいため、より短いスパンでの点検や再施工がおすすめです。
コーティングが劣化したまま放置すると、防水性や防汚性が大きく低下し、床自体の寿命を縮める原因にもなります。
小さなヒビ割れや表面のくすみは劣化のサインですから、見つけた時点で専門業者に相談すると安心です。
再施工を依頼する際は、これまでの施工実績・取り扱うコーティング剤の種類・アフターフォロー体制などを確認しましょう。
信頼できる業者であれば、事前の現地調査を丁寧に行い、コーティングの状態に応じた最適な方法を提案してくれます。
見積もり時には費用内訳や作業日数について詳しく説明を受け、納得したうえで契約することが大切です。
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モルタル床に関するよくある質問(FAQ)
モルタル床に関するよくある質問(FAQ)を4つ紹介します。
Q1. モルタル床は冬場に冷たく感じることはありますか?
モルタル床は熱を伝えやすい性質があるため、室温が低いと床の温度も下がりやすく、足が触れると熱が奪われるため冷たく感じます。
特にスリッパやラグを使わずに素足で過ごす場合、その冷たさが気になる方はいます。
床暖房との相性は良いので、寒さが気になる方は設置を検討するのもひとつの方法です。
また断熱材を使用することで冷たさを軽減することも可能です。
Q2. モルタル床は滑りやすいですか?
表面仕上げの方法によって、滑りやすさには違いが出ます。
金ゴテで平滑に仕上げた場合はツルツルとした質感になりますが、湿気や油分があると滑る可能性が大きいです。
一方で刷毛引き仕上げのように凹凸を持たせたものは滑りにくくなります。
使用場所に合わせて適切な仕上げを選ぶことで、安全性を高められます。
Q3. ヒビや割れができた場合は自分で直せますか?
小さなヘアクラック程度であれば、補修用のモルタルや専用パテを使って自身で対処することも可能です。
ただし広範囲にわたる亀裂や剥がれ、構造的な問題がある場合は専門業者に依頼したほうが安心です。
自己判断で処理をすると、かえって悪化することがあるため、補修の範囲をよく見極めることが大切です。
Q4. モルタル床に色をつけることはできますか?
顔料を混ぜたカラーモルタルや、施工後に染色・塗装を行う方法など、モルタル床にはさまざまな色付けの選択肢があります。
ベージュやグレーといった定番カラーだけでなく、ブルーやグリーンなどの個性的な色も可能です。
空間全体の雰囲気に合わせて色を調整できるため、デザインの幅が広がるのもモルタル床の魅力のひとつです。
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まとめ|モルタル床の導入は、空間の価値を高める確かな選択肢
モルタル床は、その独特な質感と高いデザイン性から、住宅・店舗問わず人気が高まっている床材です。
見た目の美しさだけでなく、耐久性や掃除のしやすさといった実用面でも多くのメリットがあります。
一方で施工には専門的な技術と知識が求められ、不適切な施工によってひび割れや剥離のリスクも生じます。
費用や仕上がりの質を左右する要素が多いため、事前にしっかりと情報収集し、信頼できる施工業者を選ぶことが何より重要です。
監修者:弘中 純一
一級建築士
宅地建物取引士- モルタル施工を専門とする「左官業者」は、人材不足が進む建築業界でも特に職人数が減少している分野です。また、熟練した左官技術を身に付けるには長い時間を必要とするため、信頼できる左官業者を探すことも難しくなっており、業者選びはより慎重に行うことが大切です。
自分のライフスタイルや事業内容に合った仕上げを選択することで、長く快適に使える空間づくりが実現できます。
この記事で紹介した内容を参考にして、後悔のないモルタル床選びを行いましょう。
監修者:弘中 純一
一級建築士
宅地建物取引士- MyhomeData
リフォーム相談室〜札幌版
一戸建てハウジング事業開発、マンション内装プレファブ工法の技術開発などを経て建築士事務所を開設。新築住宅・リフォームの設計・施工業務の後、住まいに関するコンサルティングをメインに活動。現在は、各種Webサイトにおいて住宅・不動産に関する記事の執筆と、ホームページにて情報発信や住宅に関する無料相談を受けている。





