平屋のリフォーム相場はどのくらい?種類ごとの相場と注意ポイントも紹介

平屋のリフォーム相場はどのくらい?種類ごとの相場と注意ポイントも紹介

平屋のリフォームを検討されている方の中には、どのくらいの費用がかかるのか、リフォームによって得られる効果は?など、費用対効果が気になっている方も多いのではないでしょうか。

できれば平屋の良さを残しつつ、費用対効果の高いリフォームを実現したいところです。

本記事では、平屋リフォームにかかる一般的な費用やメリット、注意点などをまとめました。

これから平屋のリフォームを考えている方は、参考にしてみてください。

長谷川 順持監修者:
長谷川 順持
平屋のリフォームを考える際は、費用相場だけでなく、建物の状態を正しく把握することが大切です。屋根・外壁・床下・基礎・断熱・耐震性など、見えにくい部分の状態によって、必要な工事内容と費用は大きく変わります。

本記事では、平屋リフォームの費用目安と、計画前に確認しておきたい注意点を紹介します。

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平屋のリフォーム費用相場

平屋リフォーム費用の目安
長谷川 順持監修者:
長谷川 順持
平屋のリフォーム費用は、部分的な改修であれば数百万円程度から、大規模なフルリノベーションでは2,000万円を超えるケースもあります。特に築年数の古い平屋では、耐震補強・断熱改修・屋根外壁・配管更新の有無によって費用が大きく変わります。

また、建物の広さや築年数、工事内容によって大きく異なります。

どのくらいかかる? 平屋リフォーム費用の目安

①500万円以下

💰 部分リフォームの目安

500万円以下のリフォーム内容
  • 内装の一部改修
  • 設備の部分交換
  • 水回りの一部更新

最低限のリフォームで暮らしやすさを改善したい方向け

※水回りを複数箇所更新する場合は500万円を超えることがあります。

②1,000万円前後から

💰 中規模リフォームの目安

1,000万円前後からのリフォーム内容
  • 内装改修
  • 設備更新
  • 軽微な間取り変更

住みやすさを向上しながら、コストとのバランスを取りたい方向け

構造に関わる間取り変更や水回り移動を伴う場合は、さらに費用がかかります。

③2,000万円前後から

💰 大規模改修・フルリノベーションの目安

2,000万円前後からのリフォーム内容
  • 間取りの大幅変更
  • 断熱改修
  • 耐震補強
  • 設備の全面更新

建物の状態によって費用は大きく変動します。

※断熱・耐震・設備をすべて一新する場合は、2,000万円を超えるケースも少なくありません。

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平屋のリフォームで手をつけたいポイント

平屋の主なリフォーム箇所

リフォームをしなければいけないものの、一体どこから手をつけたらよいものか、途方に暮れている人も案外多いのではないでしょうか。

平屋のリフォームでは、工事内容を部位ごとに整理して考えることが大切です。

リフォームの対象は大きく分けると、次の4つの視点に分類できます。

まず確認したい部分
  • 屋根・外壁・基礎・床下・構造
暮らしを整える部分
  • リビング・ダイニング・収納・生活動線
毎日の使いやすさに関わる部分
  • キッチン・浴室・洗面・トイレ
性能を高める部分
  • 断熱・耐震・窓・配管

リフォームに取り掛かる優先順位の決め方

リフォームに取り掛かる優先順位の決め方

リフォームの優先順位を決めるためには、以下の順番で考えていくことがおすすめです。

まずは放置すると危険な部分を確認する

放置すると危険な部分
  • 雨漏り
  • シロアリ被害
  • 基礎のひび割れ
  • 屋根の破損
  • 外壁の劣化
  • 構造部分の傷み

これらは建物の寿命に直結するため、見つかった場合は優先的に対応しましょう。

次に安全性・住宅性能に関わる部分を検討する

安全性・住宅性能に関わる部分
  • 耐震補強
  • 断熱改修
  • 窓の性能向上
  • 床下の補修
  • 配管の更新
  • 電気設備の交換

築年数が古い平屋では、見た目以上に性能面の劣化が進んでいることがあります。

毎日の暮らしやすさを改善する

暮らしやすさを改善する部分
  • キッチン
  • 浴室
  • トイレ
  • 洗面所
  • 収納
  • 動線改善
  • 段差解消
  • バリアフリー化

生活上の不便やストレスを感じている部分を整理して、優先順位を決めます。

最後に見た目や快適性を高める

見た目や快適性を高める部分
  • 内装の張り替え
  • 照明計画
  • 家具・造作
  • 外構・庭
  • デザインの変更

内装や外壁、屋根、水回りなどの設備をチェックしてリフォームポイントがないか探してみましょう。

優先順位を傷み方で拾っていくのは、リフォームチェックの一般的な方法です。

家は築年数が経つごとに屋根や柱、床下の土台の劣化が進み、耐震性や耐風性が低下していきます。

見た目だけではわかりにくいので、本格的なリフォームを検討するときはホームインスペクション(住宅診断)の利用がおすすめです。

生活に支障が出始めている場合は、できるだけ早めにリフォームに取り掛かった方がよいです。

具体例は、ヒビが入ってしまった外壁や脆くなってしまった屋根、建付きが悪くなった玄関などが挙げられます。

期間を区切りにチェックする方法もありますが、体感的にリフォームが必要と感じた場合に、都度リフォームする方法も有効です。

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内容別に見るリフォームの費用相場

平屋の部位ごとのリフォーム費用相場

平屋のリフォーム相場を内容別にまとめてみました。

リフォームの際の参考にご確認ください。

平屋のリフォーム内容
  • 内装リフォーム
  • 水回り設備のリフォーム
  • 外壁と屋根のリフォーム
  • 増築のリフォーム

内装リフォーム

内装リフォームには、壁や床の仕上げを新しくする工事だけでなく、天井や建具、収納、照明の交換などさまざまな工事があります。

代表的な工事としては、次のようなものが挙げられます。

内装リフォームの工事内容
  • 壁紙(クロス)の張り替え
  • 床材の張り替え
  • 和室から洋室への変更
  • 建具の交換
  • 収納の新設・改修
  • 照明の交換
  • 天井の張り替え・塗装
  • 内窓の設置や断熱改修
  • 下地補修
内装リフォームの費用目安
  • 壁紙の張り替え:800~1,500円/㎡
  • 床材の張り替え:3~6万円/畳
  • 天井クロスの張り替え:1,000~2,000円/㎡
  • 建具の交換:3~15万円/箇所
  • 収納の新設:5~30万円
  • 内窓の設置:5~15万円/箇所
  • 和室から洋室への変更:25~100万円

水回り設備のリフォーム

水回り設備と増築工事の費用相場

水回り設備リフォームの主な作業は次の4つです。

水回り設備リフォームの主な作業
  • システムキッチン
  • 風呂
  • トイレ
  • 洗面所

キッチン、浴室、トイレ、洗面所などの水回りリフォームは、設備のグレードだけでなく、配管の移動床下の状態によって費用が大きく変わります。

特に築年数の古い平屋では、解体後に配管の老朽化土台の傷みが見つかることもあるため、事前調査が重要です。

費用相場を一覧表にまとめましたので、参考程度にご確認ください。

水回り設備リフォームの費用相場
  • システムキッチン:50〜150万円
  • 風呂 ユニットバス交換:50〜150万円
  • 普通の浴室からユニットバスへ:65〜150万円
  • トイレ:15〜50万円
  • 洗面所:10〜50万円
長谷川 順持監修者:
長谷川 順持
築古の平屋では、床下配管の老朽化や湿気、土台の傷みが見つかることもあります。単に設備交換だけでは済まない場合があります。

水回りは、本体価格だけでなく、解体、配管、電気、換気、内装、床補修、下地補修、搬入、処分費、諸経費が絡みます。

外壁と屋根のリフォーム

築10年前後は、屋根や外壁の点検を行う一つの目安です。

劣化の程度によっては部分補修で済む場合もあれば、塗装やカバー工法、葺き替え・張り替えなどを検討した方がよい場合もあります。

まずは建物の状態を確認し、必要な工事を見極めることが大切です。

外壁リフォームの費用目安

外壁リフォームの費用目安
  • ひび割れ・部分補修:1~30万円程度
  • 外壁塗装:60~150万円程度
  • カバー工法:120~250万円程度
  • 外壁張り替え:150~350万円程度

屋根リフォームの費用目安

屋根リフォームの費用目安
  • 部分補修:1~30万円程度
  • 屋根塗装:30~80万円程度
  • カバー工法:80~200万円程度
  • 葺き替え:100~260万円程度

※30坪程度の住宅を想定した一般的な目安です。建物の大きさや使用する材料によって費用は異なります。

長谷川 順持監修者:
長谷川 順持
特に雨漏りが発生している場合は、表面の補修だけではなく、下地や構造部分まで劣化が進んでいるケースがあります。必要に応じて屋根裏や下地の状態も確認し、適切な工法を選ぶことが重要です。

増築のリフォーム

平屋では、部屋数を増やしたい場合に増築を検討するケースがあります。一般的には、

平屋で行われる主な増築
  • 平屋部分を横に広げる増築
  • サンルームや玄関などの小規模な増築

などが代表的です。

ただし、増築は単なるリフォームではなく建築行為にあたり、建ぺい率・容積率・防火規制・確認申請などの法的な確認が必要になる場合があります。

費用表

増築リフォームの費用目安
  • 居室の増築:100~300万円程度
  • サンルームの増築:50~150万円程度
  • 玄関・収納の増築:50~200万円程度

建物の構造や法規制によって大きく異なります。

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平屋リフォームのメリット

平屋リフォームのメリット

平屋のリフォームで得られるメリットには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

3つのメリットをピックアップしてみました。

平屋リフォームのメリット
  • バリアフリー化のしやすさ
  • 家事の動線を短くできる
  • 冷暖房効率を高めて光熱費を削減できる

バリアフリー化のしやすさ

平屋は上下階の移動がないため、バリアフリー化を検討しやすい住まいです。

ただし、既存の段差や廊下幅、浴室・トイレの広さによっては、床組みや間取りの調整が必要になる場合があります。

大幅なリフォームで室内の間取りや設計を変更してしまえば、段差の解消や開戸から引き戸への変更も簡単です。

ただし、建物の状況によって工事内容や費用は異なります。

家事の動線を短くできる

平屋は全ての部屋が同じフロアにあるため、元々家事動線が効率よくまとめられています。

洗濯機から取り出した洗濯物をそのままテラスに干せる、取り込んだ洗濯物を取り込むスムーズさは、各部屋が同じフロアにあるためです。

リフォームの際にランドリールームを追加したり、キッチンと洗面所が繋がる間取りにするなど、家事動線を意識するとより毎日の暮らしが楽になるでしょう。

冷暖房効率を高めて光熱費を削減できる

断熱性や窓の性能を高め、空調計画を整えることで、冷暖房効率の改善が期待できます。

平屋は屋根や床から外気の影響を受けやすいため、天井・床・窓の断熱改修が重要です。

断熱性能を高めることで、冷暖房の負荷を軽減し、光熱費の削減につながる場合があります。

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平屋リフォームのデメリット

平屋のリフォームで後悔しがちなポイントをデメリットとして2つピックアップしてみました。

平屋リフォームのデメリット
  • 防犯と目隠対策の必要性
  • プライバシーが確保しにくい

防犯と目隠対策の必要性

平屋は住宅全体が車や歩行者から見えてしまうため、目隠し対策が必要です。

2階建を平屋にするようなリフォームを行うと、セキュリティは下がってしまうため、防犯対策をより強化しなければいけません。

外構、照明、窓まわり、防犯ガラスやシャッターなどを駆使して安全性を維持しましょう。

プライバシーが確保しにくい

平屋は間取りの設計上、プライバシーが確保しにくい特性があります。

2世帯住宅を検討している場合は、それぞれの世帯がリラックスして過ごせる空間が確保できる間取りを考えなければ行けません。

今の時点で子供が小さい過程でも、将来はプライベートスペースが必要になるため、成長を見越したリフォームを心がけましょう。

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平屋のリフォームで気をつけたいポイント

平屋リフォームで気をつけたい生活動線と日当たり

平屋のリフォームを検討する際に、気をつけておきたいポイントを2つ紹介します。

平屋のリフォームで気をつけたいポイント
  • 生活動線を考えて間取りを決める
  • 日当たりをよく考えておく

生活動線を考えて間取りを決める

リフォームプランを考える時は、生活動線に注意しましょう。

1階部分に居室とトイレ、浴室が全てまとまってしまうため、生活動線に気をつけないと生活しにくい住宅になってしまいます。

トイレや浴室が寝室のすぐ近くにあるとうるさくて眠れません。

居室が近すぎてプライベート空間がなくなってしまった、という事例もあるため、生活のしやすさをよく考える必要があります。

日当たりをよく考えておく

生活する上で快適に過ごせる日当たりが確保できるか、という点はとても大切です。

平屋のリフォームでは、採光計画を十分に検討することが大切です。

建物の形状や隣家との距離によっては、リフォーム後に日当たりや風通しが変わる場合があります。

長谷川 順持監修者:
長谷川 順持
また、窓を増やせば採光性は高まりますが、外からの視線が入りやすくなったり、夏の日射による暑さ、冬の断熱性能の低下、防犯面への配慮が必要になることもあります。

窓の配置や大きさは、採光だけでなく、断熱性・防犯性・プライバシー・耐震性とのバランスを考えながら計画することが重要です。
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まとめ

今回は、平屋をリフォームする際の費用相場やメリット、注意すべきポイントを紹介しました。

平屋のリフォーム費用は、部分改修であれば数百万円から、大規模なリノベーションでは1,000万円~2,000万円以上になることもあります。

ただし、建物の状態や工事範囲によって費用は大きく変わります。

特に築年数の古い平屋では、屋根・外壁・床下・基礎・耐震性・断熱性・配管の状態を確認したうえで計画することが重要です。

また、平屋のリフォームでは、生活動線、音、視線、採光、断熱を一体で考えることが大切です。

すべての部屋が同じ階にあるため、寝室と水回りの距離、来客動線と家族の生活空間、道路や隣家からの視線に配慮する必要があります。

光を取り入れるために窓を増やす場合も、断熱性・防犯性・耐震性とのバランスを確認しながら計画しましょう。

長谷川 順持監修者:
長谷川 順持
見積金額だけで判断せず、建物調査の内容、工事範囲、追加工事の可能性、耐震・断熱・雨漏りへの対応まで確認したうえで、信頼できる依頼先を選ぶことが大切です。

適切に計画された平屋リフォームは、暮らしやすさだけでなく、安全性・断熱性・防犯性、そして将来の住みやすさを高めることにもつながります。
長谷川 順持監修者:

長谷川 順持
建築家
長谷川建築デザインオフィス(株)代表
一級建築士
住宅・別荘、賃貸レジデンス・宿泊施設、性能改善改修を中心に、新築・改修双方の設計を手がけています。詳しくは公式サイトをご覧ください。

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