小上がり和室の費用相場
小上がり和室のリフォーム費用はどのくらい?
小上がり和室を設置する際に最も気になるのが費用です。
施工の内容や広さ、使用する素材によって金額は変動しますが、相場を把握しておくことで予算計画を立てやすくなります。
ここでは、一般的な費用の目安を見ていきましょう。
小上がり和室の施工費用相場
小上がり和室のリフォーム費用は、主に以下の要素によって決まります。
① 広さによる費用の違い
- 2~3畳程度(コンパクトサイズ): 15万~25万円
- 4畳程度(一般的なリビング向け): 25万~40万円
- 6畳以上(広めのスペース): 40万~60万円以上
畳の面積が広くなるほど、材料費と施工費が増加します。
また、収納スペースの有無や段差の高さによっても価格が変わるため、必要な機能を考えながら計画を立てましょう。
② 施工方法による費用の違い
- 既製品のユニットタイプを設置: 15万~30万円
- オーダーメイドの造作工事: 30万~60万円
ユニットタイプは、数万円ほどの既製品の収納付き小上がりを設置するため、施工期間が短く、費用も抑えやすいのが特徴です。
一方、オーダーメイドの造作工事は、空間に合わせたデザインや機能を自由に決められますが、材料費や職人の手間がかかるため高額になりがちです。
畳の種類による費用の違い
畳の種類も、価格を左右する要素の一つです。
畳の種類 |
価格(1畳あたり) |
特徴 |
い草畳 (一般的な畳) |
約5,000~15,000円 |
自然素材で肌触りが良いが、劣化しやすい |
和紙畳 |
約10,000~20,000円 |
色褪せしにくく、耐久性が高い |
琉球畳 |
約15,000~30,000円 |
デザイン性が高く、縁なしでモダンな雰囲気 |
畳の選び方によって、和室の雰囲気やメンテナンスのしやすさも変わるため、予算だけでなくライフスタイルに合ったものを選びましょう。
追加費用がかかるポイント
リフォームを進めるうえで、見積もり時には予測できなかった追加費用が発生することもあります。
床の補強工事(5万~10万円):小上がり部分の重量が増すため、床の強度を上げる必要があることも
収納カスタマイズ(5万~20万円):引き出しや跳ね上げ式収納など、仕様変更による追加料金
掘りごたつ設置(10万~30万円):冬場に便利な掘りごたつは施工費が高くなる
施工中のトラブル以外にも、こうした要素を考慮し、余裕を持った予算設定をしておくことが重要です。
小上がり和室のリフォーム費用は、施工方法や畳の種類によって大きく異なります。
一般的な相場は15万〜50万円ほどですが、オーダーメイドや掘りごたつなどのカスタマイズを加えると、それ以上の費用がかかることもあります。
無駄な出費を抑えるためにも、事前に必要な機能を明確にし、施工業者としっかり相談しながらリフォーム計画を立てましょう。
監修者:
一級建築士
林 由紀子
-
小上がり和室のリフォームでは、見積もりの段階で想定外の追加費用が生じることもあります。特に築年数の経った住まいでは、床の補強工事が必要になるケースも多いため、事前に専門業者と状態を確認しておくと安心です。予算には見積額の1〜2割ほどを予備費として加え、余裕を持たせましょう。収納計画は家族の動線や片付けのしやすさを具体的にイメージし、暮らしになじみ使いやすい空間づくりを心がけてください。
小上がり和室の種類と種類別参考価格
小上がり和室の種類とは?
小上がり和室には、用途やデザインによってさまざまな種類があります。
どのタイプを選ぶかによって、費用や施工方法が変わるため、特徴を把握したうえで自分に合ったものを選ぶことが重要です。
ここでは、代表的な小上がり和室の種類と、それぞれの参考価格について紹介します。
収納付き小上がり和室(価格目安:30万~40万円)
収納付きの小上がり和室は、リビングやダイニングの空間を有効活用できるため、特にマンションや狭い住宅で人気があります。
引き出し式や跳ね上げ式の収納スペースを設けることで、布団や衣類、子どものおもちゃなどをすっきりと収納可能です。
- メリット
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- デッドスペースを活用できる
- 収納家具を減らせるため、部屋が広く見える
- デメリット
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- 施工費用がやや高め
- 収納の種類によっては、開閉時にスペースが必要
- 価格目安
-
- 引き出し収納タイプ:20万~35万円
- 跳ね上げ式収納タイプ:30万~50万円
フラットタイプの小上がり和室(価格目安:15万~30万円)
段差をほとんど設けず、フラットな形状の小上がり和室も人気です。
モダンなデザインにしやすく、リビングやキッチンと統一感を出したい場合に適しています。
また、高齢者や小さな子どもがいる家庭でも、段差による転倒リスクが少なく安心です。
- メリット
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- 見た目がすっきりしていてインテリアになじみやすい
- バリアフリー設計で安全
- デメリット
-
- 収納スペースが確保しにくい
- 段差を利用した椅子代わりの使い方ができない
- 価格目安
-
- シンプルなフラットタイプ:15万~25万円
- 畳を高級素材に変更:20万~30万円
掘りごたつ付き小上がり和室(価格目安:30万~70万円)
掘りごたつ付きの小上がり和室は、寒い時期でも快適に過ごせる仕様です。
特に冬場に暖房効率が高くなるため、家族や来客の団らんスペースとして重宝されます。
- メリット
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- 足を伸ばせるのでリラックスしやすい
- 冬場に暖房効率が良い
- デメリット
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- 電気工事費などを含むため、施工費が高い
- 夏場はスペースがデッドスペースになりやすい
- 価格目安
-
- 電気式掘りごたつタイプ:30万~50万円
- ガス式掘りごたつタイプ:40万~70万円
和モダンデザインの小上がり和室(価格目安:25万~60万円)
伝統的な和室の雰囲気を残しつつ、モダンなデザインを取り入れたスタイルです。
フローリングとの相性も良く、畳の色や素材を工夫することで、おしゃれな空間を作ることができます。
- メリット
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- インテリアにこだわりたい人向け
- 和洋折衷のデザインが楽しめる
- デメリット
-
- デザイン次第で費用が大きく変わる
- 畳の種類や素材によってはメンテナンスが必要
- 価格目安
-
- シンプルな和モダンデザイン:25万~40万円
- デザイン性を重視したカスタム施工:40万~60万円
小上がり和室には、収納付き、フラット、掘りごたつ付き、和モダンデザインなど、さまざまな種類があります。
それぞれの特性と費用を理解し、生活スタイルやインテリアに合ったものを選ぶことが重要です。
監修者:
一級建築士
林 由紀子
-
小上がり和室のデザインは、既存のインテリアとの調和を意識することで、統一感のある洗練された空間に仕上がります。畳の色だけでもお部屋の印象は大きく変わります。たとえば、グレー系はモダンでスタイリッシュに、ベージュ系は温かみのある雰囲気を演出します。間接照明を取り入れることで、和の落ち着きと洋の機能性を上手に両立できます。イメージがつかみにくい場合は、ショールームで実物を確かめると良いでしょう。
小上がり和室のリフォームで
後悔しない費用のポイント
小上がり和室のリフォームでありがちな後悔とは?
小上がり和室のリフォームは、計画を誤ると「思っていたより使いにくい」「無駄な費用がかかってしまった」と後悔するケースがあります。
特に、費用を抑えることばかり意識すると、結果的に追加工事が必要になったり、機能性が不足したりすることも。
ここでは、後悔しないための費用ポイントを解説します。
施工費用を削減するポイント
施工費用を削減するポイント
小上がり和室のリフォーム費用を抑えるには、以下のポイントを押さえましょう。
- ユニットタイプを活用する
-
- 既製品の小上がりユニットを使えば、オーダーメイドより費用を抑えられます。
設置も簡単で、施工期間が短縮できるメリットがあります。
- 床の補強工事を最小限にする
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- 小上がり和室の重量によっては床の補強が必要ですが、強度が十分なら追加工事を省略できます。
事前に業者と相談して確認しましょう。
- DIYと業者依頼を組み合わせる
-
- 業者に依頼すると費用がかさみますが、塗装や畳の設置などはDIYでも対応可能です。
業者依頼は正確かつ仕上がりも綺麗ですが、自分でできる部分を工夫するとコストダウンにつながります。
- 複数の業者に見積もりを依頼する
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- 1社だけでなく、複数の施工業者に見積もりを取ることで、より安くて質の高い施工プランを見つけることができます。
無駄なコストを削減しつつ、必要な部分にはしっかり予算をかけることで、満足度の高い小上がり和室を実現しましょう!
畳の種類でコストを調整する
畳の種類によっても費用が変わるため、コストを抑えたい場合は、い草畳や和紙畳を選ぶと良いでしょう。
また、耐久性を重視するなら琉球畳や高品質な和紙畳を選ぶのもおすすめです。
収納設計でコストを抑える工夫
小上がり和室の収納を工夫することで、コストを抑えつつ使い勝手を向上できます。
- シンプルな引き出し収納を選ぶ
-
- 跳ね上げ式収納は便利ですが、施工費が高くなります。
コストを抑えたいなら、引き出し式の収納を選ぶのがベストです。
- 収納を設けず、置き畳を活用する
-
- 収納スペースが不要で、畳を敷くだけの設計にすれば、大幅なコスト削減が可能です。
必要な収納は別の家具で補いましょう。
- 収納の数を最小限にする
-
- 多くの収納を作ると、その分費用がかかります。
必要最低限の収納だけを設け、コストを抑えるのがポイントです。
- 収納の種類や設計を工夫することで、機能性を維持しながら予算内で理想の小上がり和室を実現できます。
コストと利便性のバランスを考える
小上がり和室のリフォームでは、施工方法や畳の種類、収納の設計によって費用が変わります。
費用を削減するためには、無駄な工事を避けることが大切ですが、機能性を損なわない範囲で計画を立てることが重要です。
小上がり和室の選び方や
種類別メリット・デメリット
小上がり和室を選ぶ際に考慮すべきポイント
小上がり和室を設計する際、デザインや機能性をしっかり考慮しないと「思ったより使いづらい」「圧迫感がある」と感じることがあります。
そのため、事前に以下のポイントを押さえておくことが重要です。
- 高さは何cmが最適か?
- 収納の有無は必要か?
- 畳の種類はどう選ぶべきか?
- 部屋の雰囲気と合うデザインか?
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
高さ別のメリット・デメリット
小上がり和室の高さは、異なります。
一般的には 20cm・30cm・40cm の3パターンが多く用途やデザインによって、それぞれに特徴があります。
高さ |
メリット |
デメリット |
20cm |
圧迫感が少なく、部屋になじみやすい |
収納スペースが少ない |
30cm |
適度な高さで、座るのにちょうどいい |
収納を設ける場合、開閉のしやすさを考慮する必要がある |
40cm以上 |
大容量の収納が確保できる |
圧迫感があり、部屋が狭く見える可能性がある |
おすすめの選び方
- 収納を重視するなら30cm以上
- 圧迫感を避けたいなら20cm以下
- 座りやすさを優先するなら30cmがベスト
収納付き vs 収納なしの比較
リフォーム
経験者
Rさん
-
小上がりの下に収納をつけたんですが、ここも実は悩んだポイントでした。
引き出し式にするか、床板をパカッと開けるタイプにするか…。最初は見た目重視で決めようとしてたけど、よく使う物を入れるなら引き出しのほうが断然ラクです。逆に、季節ものや出し入れの少ない物なら、床を開けるタイプでも問題なし。
実際に使う場面をイメージして選ぶのが大事だなと感じました。収納ってつければ便利、ではなくて「どう使うか」で満足度が変わるんですね。
収納付きのメリット・デメリット
- メリット
-
- スペースを有効活用できる
- 収納家具を減らせるため、部屋が広く使える
- デメリット
-
- 施工費用が高くなる
- 収納の開閉スペースを考慮する必要がある
収納なしのメリット・デメリット
- メリット
-
- コストを抑えられる
- シンプルで開放感があるデザインにしやすい
- デメリット
-
おすすめの選び方
- 収納が欲しい場合、コスパが良い引き出しタイプが便利
- コストを抑えたいなら収納なしも選択肢
畳の種類と選び方
畳にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や耐久性が異なります。
使用頻度やライフスタイルに応じた畳選びが大切です。
畳の種類 |
メリット |
デメリット |
い草畳 (一般的な畳) |
自然素材で肌触りが良い |
色褪せやすく、カビやダニのリスクがある |
和紙畳 |
色褪せにくく、耐久性が高い |
天然素材の風合いがない |
琉球畳 |
おしゃれなデザインでモダンな雰囲気 |
価格が高め |
樹脂畳 |
水や汚れに強く、手入れが楽 |
い草のような香りはない/熱に弱い |
おすすめの選び方
- 見た目とコストのバランスを取るなら「和紙畳」
- デザインを重視するなら「琉球畳」
- 子どもやペットがいる家庭は「樹脂畳」がおすすめ
監修者:
一級建築士
林 由紀子
-
畳選びは、見た目だけでなく暮らしやすさやお手入れのしやすさも意識しましょう。小さなお子様やペットがいる場合は、水や汚れに強い樹脂畳がおすすめです。い草の香りを楽しみたいなら天然畳、日常の手入れのしやすさを重視するなら和紙畳がぴったりです。また、「隠す収納」と「見せる収納」をバランスよく組み合わせることで、片付けやすくすっきりとした空間が長く保てます。
デザインの選び方
小上がり和室のデザインは、部屋の雰囲気と統一感を持たせることが大切です。
主に 和風・モダン・ナチュラル の3つのスタイルがあります。
デザインスタイル |
特徴 |
おすすめの組み合わせ |
和風デザイン |
畳と障子を組み合わせた伝統的なデザイン |
木目調の壁や襖(ふすま) |
モダンデザイン |
畳のカラーを変えたり、照明を活用 |
ダークブラウンのフローリング |
ナチュラルデザイン |
木目のフレームや明るい色合いを採用 |
ベージュやホワイト系のインテリア |
おすすめの選び方
- リビングになじませたいなら「モダンデザイン」
- 純和風の雰囲気を出したいなら「和風デザイン」
- 明るい雰囲気にしたいなら「ナチュラルデザイン」
目的に合わせて最適な小上がり和室を選ぼう
小上がり和室を選ぶ際には、高さ、収納、畳の種類、デザインなどを総合的に考慮することが重要です。
特に収納の有無や高さの選択は、使い勝手を大きく左右するため、慎重に検討しましょう。
また、畳の種類やデザインによっても雰囲気が変わるため、リビング全体のバランスを見ながら選ぶのがおすすめです。
小上がり和室の施工までの
主な日数と流れ
小上がり和室の施工期間はどれくらい?
小上がり和室の施工にかかる期間は、設計の複雑さや施工方法によって異なります。
一般的には3日〜2週間ほどが目安ですが、カスタマイズや追加工事があるとさらに時間がかかることもあります。
施工期間の目安
施工タイプ |
施工期間 |
既製品のユニット設置 |
1~3日 |
シンプルな造作小上がり |
3~5日 |
収納付きの小上がり |
5~7日 |
掘りごたつ付きの小上がり |
7~14日 |
短期間で設置できるユニットタイプと違い、オーダーメイドの造作工事は、デザインや仕様に応じて施工日数が延びることがあります。
また、床の補強工事や畳の特注品が必要な場合、さらに日数がかかることも考慮しておきましょう。
小上がり和室の施工までの流れ
小上がり和室の施工は、大きく分けて5つのステップで進められます。
以下に、施工の具体的な流れを説明します。
① 計画・デザインの決定(1~2週間)
まず、小上がり和室のデザイン・高さ・収納の有無・畳の種類などを決めます。
施工業者に依頼する場合は、希望のイメージや予算を伝え、見積もりを取ることが重要です。
- ポイント
-
- 「どんな用途で使うのか?」を明確にする
- 予算に応じた施工方法を選ぶ
- 施工業者の過去の事例や口コミをチェック
② 施工前の準備・床の補強(1~3日)
小上がり和室を作る場所の床の強度を確認し、必要なら補強工事を行います。
特に収納付きや掘りごたつ付きの小上がりは重量が増えるため、補強が必要になるケースが多いです。
- ポイント
-
- 床が弱い場合は補強工事を依頼(約5万~10万円)
- 床の高さと小上がりの高さを調整し、段差が大きくなりすぎないようにする
③ 小上がりフレームの施工(2~5日)
小上がり和室の土台となるフレームを設置します。
この部分は、収納の有無によって構造が大きく変わります。
施工の流れ
- 骨組みを作る(木材や合板を使用)
- 収納スペースの仕切りや引き出しを組み立てる(収納付きの場合)
- 高さの最終調整を行う
収納なしのシンプルなタイプなら2~3日で完了することが多いですが、収納を組み込む場合は5日以上かかることがあります。
④ 畳の設置と仕上げ(1~3日)
フレームが完成したら畳を設置し、細かい仕上げ作業を行います。
- 畳の設置方法
-
- フラットに敷くだけのタイプ(作業時間が短い)
- 畳をはめ込むタイプ(微調整が必要で作業時間が長め)
また、畳の素材によっても設置作業の手間が変わります。
特に琉球畳やオーダーメイド畳は、加工や調整に時間がかかることがあります。
- ポイント
-
- 畳の種類によって見た目や肌触りが変わるので慎重に選ぶ
- 施工業者と相談し、耐久性やメンテナンスしやすさを考慮する
⑤ 最終確認・引き渡し(1日)
最後に仕上がりを確認し、問題がなければ施工完了です。
この段階で収納の開閉がスムーズか、畳のズレがないかなどをチェックしておくと安心です
- チェックポイント
-
- 収納の扉や引き出しがスムーズに開閉できるか
- 畳の高さが均一で、浮き上がりがないか
- 床との段差が大きすぎないか(使いやすさを確認)
- 施工の仕上がりに問題がないか(キズや隙間がないか)
DIYと業者依頼の違い
小上がり和室の施工はDIYでも可能ですが、完成度や耐久性を考えると業者に依頼するのが無難です。
それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
施工方法 |
メリット |
デメリット |
DIY施工 |
費用を大幅に抑えられる/自分好みにカスタマイズできる |
設計ミスのリスク/仕上がりのクオリティが低くなることがある |
業者依頼 |
施工のクオリティが高い/長期間の耐久性が確保できる |
費用がかかる/施工期間が長くなる場合がある |
- おすすめの選択肢
-
- DIY向き:シンプルな小上がり(収納なし、段差低め)
- 業者依頼向き:収納付き・掘りごたつ付き・オーダーメイドデザイン
事前準備すべきこと
施工をスムーズに進めるために、事前に以下の準備をしておきましょう。
- 部屋のレイアウトを決めておく(小上がりの配置を決定)
- 床の補強が必要か確認する(業者と相談)
- コンセントの位置を考える(収納付きの場合、電源確保が必要)
- 施工スケジュールを調整する(引っ越しや生活への影響を考慮)
監修者:
一級建築士
林 由紀子
-
小上がり和室の施工準備では、工事中の家族の動線や日常生活への影響をあらかじめイメージしておくことが大切です。特にリビングの場合、食事やくつろぎの場が一時的に制限されることもありますので、仮の居場所や家具の移動計画を立てておくと安心です。工事音や作業車両による近隣への影響も考え、事前にご挨拶をしておくことで、工事がより円滑に進められます。
施工の流れを理解してスムーズに進めよう
小上がり和室の施工は、計画・準備→床の補強→フレーム設置→畳の設置→引き渡しという流れで進みます。
施工日数は3日〜2週間が目安ですが、仕様によってはそれ以上かかることもあるため、余裕をもったスケジュールを立てることが大切です。
また、DIYか業者依頼かを選ぶ際は、コストと完成度のバランスを考えて決めるのがおすすめです。